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別件で、1980年前後の世相、風俗などを調査して以来、ハマっている曲です。
 音楽には詳しくない筆者ですが・・・ひとつは、当時、イギリスで隆盛を極めていた「2トーン(Two Tone)スカ」というジャンル。もうひとつは、日本のテクノポップの音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ」です。
 1980年のいえば、およそ30年前になります。どちらも同じ時代に発表されていますが、聞き比べてみて、みなさんはどう思いますか?

〇「マッドネス(Madness)(活動期間、1976年~1986年、1992年~現在)」

 1980年代に活躍したイギリスのスカバンド。日本ではホンダ・シティのTVCMに出演し、一躍有名になった。


「ONE STEP BEYOND」

〇「ザ・スペシャルズ (The Specials) (活動期間、1977年~1981年、1994年~1999年、2008年~)」

 イングランドの2トーンバンド。1970年代後半から活動を始める。2トーンスカと呼ばれるジャンルの草分け的存在。


「The Specials - Gangsters」

「2トーン(Two Tone)スカ」

「1970年代の英国でパンクとスカが融合してできた音楽のジャンル。」
1970年代末には、イギリスでモッズスタイル、パンク・ロックとスカを融合した荒々しいサウンドの2トーン・スカが隆盛。主なバンドとしてマッドネス、スペシャルズなどがある。」

「スカ」

「スカ (Ska) は、1950年代にジャマイカで発祥したポピュラー音楽のジャンル。2、4拍目を強調したリズムが特徴。」


〇「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)(活動期間、1978年~1983年、1993年、2007年)」

「1978年に結成された日本の音楽グループ。略して「YMO」(ワイ・エム・オー)と称する。テクノポップと呼ばれるジャンルを代表するグループである。」

「メンバー」

「細野晴臣 (ベース)、高橋幸宏 (ヴォーカル、ドラムス)、坂本龍一 (キーボード)」

※テクノポップ(Technopop/Techno Pop)は、シンセサイザー・シーケンサー・ヴォコーダーなどの電子楽器を使ったポピュラー音楽で、1970年代末に出現した。


「テクノポリス (1979年10月25日)」


「ライディーン (1980年6月21日)」

資料は「ウィキペディア フリー百科事典」より引用しています。
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前回、「REVIVAL PICTURE」の新作を紹介しましたが、その際に「YouTube」を探していたら、偶然、「特攻任侠自衛隊(1977年作品 騒動社製作 16ミリ モノクロ)」(2005年12月22日のコラムで紹介)のオープニング映像を発見したので、このコラムを書いています。

 この作品を観たのは、だいぶ前のことなので記憶は定かではありませんが、当時、筆者がレンタルビデオ屋さんで借りたのは、この作品と、もう1本「戦争の犬たち」だったと思います。(DVD化されていないので、もうレンタルビデオ屋さんにもないでしょうね。)
 ビデオパッケージの写真は、「Yahooオークション」で発見したものですから、すでに稀少価値的な存在になっているんですね。

Attack!! Gang Army(1)

Attack!! Gang Army(2)
「特攻任侠自衛隊」VHSパッケージ

発売元、TOKYO冴夢雷(サムライ)VIDEO
販売元、(株)ロイヤルアート
SG-502 MONO B/W 90分 ¥14,800

でも、

「YouTube」で映像を発見したときは嬉しかったですよ。バックで流れている主題歌の「悪魔巣取金愚」、結構、耳に残るんです。


「特攻任侠自衛隊(Attack!! Gang Army)」

ついでなので、この作品を観たときに収集したチラシも掲載しておきます。(公開が、だいぶ昔(1977年)だったので苦労しました。)

Attack!! Gang Army(3)
「特攻任侠自衛隊(Attack!! Gang Army)」(表)

Attack!! Gang Army(4)
「特攻任侠自衛隊(Attack!! Gang Army)」(裏)



資料

「特攻任侠自衛隊」

「実録たまご運搬人 警視庁殴り込み」を製作した騒動社が一年ぶりに製作した作品。ヒョンな事から自衛隊に入隊したヤクザがゲリラ=反乱軍を全滅させるまでをコミカルに描く。(16ミリ)

製作年、1977年
製作国、日本

〇キャスト(役名)

飯島洋一(花井光治)
山岸勉(雷電二曹)
三橋修(三橋組組長)
佐藤重臣(ゴマスリ組組長)
和沢昌治 (駐屯地司令)
藤沢典明(天明会会長)
土方鉄人(安藤二尉)
小泉作一(酒場の客)

〇スタッフ

監督 土方鉄人
製作 飯島洋一
脚本 長谷川健治郎、小島光二、飯島洋一
撮影 小野優
音楽 高橋照幸
音楽演奏 休みの国
主題曲 悪魔巣取金愚
スクリプター 小野優


「戦争の犬たち」

製作年、1980年
製作国、日本

〇キャスト(役名)

飯島洋一 (山本)
青木義朗 (吉成)
清水宏(李)
港雄一(ラモソン)
椎谷建治(本多)
泉谷しげる(グエン)
安岡力也(雷電)
たこ八郎(小暮)
龍駿介(鬼熊)
堀礼文(プロパー)
小島光二(小畑)
確水明(蔵)
南たかし(鈴山)
立川談とん(ベルマ)
所ジョージ(ゲリラ)
梅津栄(部落長)
草薙幸二郎(政府要人)
佐藤慶(会社社長)

〇スタッフ

監督 土方鉄人
製作 小泉作一
プロデューサー 飯島洋一
脚本 土方鉄人
撮影 伊東英男
音楽 泉谷しげる
美術 鈴木文男
編集 高城哲
録音 斉藤恒夫
スクリプター 滝本淳助
助監督 成田裕介
照明 磯貝誠

※資料は、「goo 映画」より引用しています。


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「高校大パニック」日活 
1978年8月19日公開 
時間 94分 カラー ワイド
今年は学園ドラマが大流行でした。「ごくせん(日本テレビ)」「アタック№1(テレビ朝日)」「ドラゴン桜(TBS)」「がんばっていきまっしょい(フジテレビ)」「野ブタ。をプロデュース(日本テレビ)」「花より男子(TBS)」どの作品も原作がコミックであったり過去の作品のリメイクであったりとオリジナルな作品がほとんどありませんでした。TVの置かれている立場では、視聴率が関係してきますので当然といえば当然の話ですよね。それに引き換え映画作品はTVよりは制約がなくある程度自由に表現ができます。
 そこで、今回もマニアックな話になっちゃうですけれどテレビマンお気に入りの作品を紹介いたします。
 学園もので遥か27年前に日活で映画化された作品がありました。「高校大パニックです。当時は学生、特に大学生の間で自主制作映画がブームとなり数多くの8mmや16mm映画が製作されました。
「数学ができんがなんで悪いとや!」一発の銃声からたった一人の反乱が始まった。のキャッチコピーで話題になった作品で1977年に狂映舎が製作した8ミリ映画「高校大パニック(23分・カラー)」(1977年11月22日公開、東京、上板東映)がもとになっています。当時としては大手の映画会社と自主映画のスタッフが共同で製作をするということはめずらしいことだと思います。
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解説
映画の若い息吹きはますます増え続けている。学生達の8ミリ自主映画グループ狂映舎が製作した「高校大パニック」を日活のベテランスタッフと、狂映舎の若いスタップが製作する大型アクション映画。
受験地獄を呪うような、若者達の叫びが大きな反響となってスクリーンから迫ってくる。
監督は、アクション映画の第一人者、澤田幸弘と狂映舎の石井聡亙の共同監督。その他のスタッフに狂映舎のメンバーが加わる。(当時の映画の宣伝用チラシより引用)
この作品はDVDとして発売されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
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「日活」のなつかしいタイトル
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「特攻任侠自衛隊」
1977年作品 騒動社製作
16ミリ モノクロ
イラク派遣延長問題や、将来、憲法改正で自衛隊が自衛軍になるとか?、また、防衛庁が防衛省に昇格されることが検討されていますね。映画界では「戦国自衛隊1549」がリメイクされたりと今年は自衛隊の存在がクローズアップされました。近い将来、人口減少や少子化によって自衛隊に入隊する若者がいなくなったら徴兵制になるかも?
 さて、「自衛隊」繋がりということで今回は、テレビマンが観た映画の中からとてもマニアックな作品を紹介しましょう。その作品はメジャーなものではなく自主制作映画です。1977年に自衛隊を題材にした「特攻任侠自衛隊」という作品です。この作品は自主制作されたものですので多分、大手の映画館では上映されていないと思います。だいぶ昔にテレビマンもレンタルビデオ屋さんで借りて観ました。    
キャッチコピーは「やくざだって国だって、コケにされたらおしめえだ。このままほっておいたんじゃ日本人の血が腐る。」作品の完成度ばお世辞にも高いとは言えませんが、テレビマンとしては嫌いな作品ではありません。尚、この作品はDVDとしては発売はされていません。過去にビデオ化されていると思いますのでご興味のある方は探してみてください。
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解説

本編は「実録たまご運搬人 警視庁殴り込み」1975年
   「北千寿劇場」1976年
以降、一年余の製作日数を要し、映画ファンの皆様に送る大戦争娯楽巨編の決定版であります。
製作、飯島洋一、監督、土方鉄人のゴールデンコンビにより「アクマストッキング」シリーズ第3弾として、戦争映画ファンだけでなくやくざ映画ファンの方々にも喜ばれるものであり、歴代の戦争映画の中でも特筆すべき作品となりましょう。
 主な出演者及びスタッフの計50名は75年夏、退役自衛官の指導の下、寸又峡下流20キロの中部山中に特訓合宿を行い、この映画の迫真的アクションを生み出し、また音楽は高橋照幸「休みの国」が担当し熱気とドキドキする迫力の戦争巨編はここに堂々と完成に至りました。
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物語

サケ・マス漁場の紛争を契機に、日本と北方の蛮国「ケロス」との関係は極度に緊張していた。
 日本侵略を密かに狙う「ケロス」は、陸上自衛隊ケロス派分子の松田純元一佐を首領とする反乱軍を組織し、虎視耽耽と機会を伺っていた。
 一方、弱腰の日本政府は北方領土の一部を献上する事によって、この危機を乗り切らんとしていたが、この措置に不満の防衛庁タカ派幹部は警務隊安藤力男二尉に反乱軍討伐を命じた。しかし、作戦の性格上正規軍は一兵たりとも使う事は出来なかった。
 博徒、三橋組系花井組組長、花井光治等数十名の命知らずを雇うことに成功した安藤は短期間のうちに彼等を優秀な「コマンド」に育成すべく某訓練所に終結させたが、所詮ならず者、朝に晩に喧嘩が絶えなかった。そんな極道達をおとなしく出来るのは、雷電二曹をはじめとする頑強な下士官達であった。白瀬三尉等の指導の下に彼等も除に兵隊らしくなり跡営一佐訓練所長も胸をなでおろした。そんなある日、突然、襲撃したゲリラを苦戦しつつも撃退した「コマンド」達を見た安藤は遂に出撃を決意し、特別に一日の休暇を与えるのであった。
 三橋組、組長の三橋幸三に別れを告げた花井は、兄弟分の立花秀次郎や仲間と酒場へ行くと、おりから抗争中の誤摩擦組、組長、佐藤栄介達の殴り込みをうけたが、天明会、会長、藤沢典明の仲裁でことなきをえ、急ぎ隊に帰還し出撃準備を整えた。
 出撃した討伐隊を待っていたのは予想以上の手強い反乱軍の奇襲であった。虚を衝かれた雷電隊は全滅。白瀬隊も早くも危機を迎えた・・・。

出演

花井光治・・飯島洋一
安藤二尉・・土方鉄人
雷電二曹・・山岸勉
三橋組組長・・三橋修
誤摩擦組組長・・佐藤重臣
天明会会長・・藤沢典明
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多分、この作品の下地になったのは「特攻大作戦」1967年製作 アメリカ映画 MGM映画配給、だと思います。物語は「特赦作戦」で死刑囚や長期刑を宣告され服役している元兵隊12人を選び出し徹底的に訓練し作戦を決行するというものです。正規の兵士ではなく「特攻大作戦」では囚人であり「特攻任侠自衛隊」ではやくざに置き換えています。
 翌年、同じく自衛隊を題材にした松竹映画製作の「皇帝のいない八月」(1978年9月23日公開、140分 カラー作品) は自衛隊のクーデターの話でした。

解説、物語は「特攻任侠自衛隊」の宣伝用チラシより引用しました。