| Home |
2006.02.27
スーパーニュース

「スーパーニュース」(2006年2月27日放送より)
フジテレビ、毎週、月曜日~金曜日、16時55分~19時00分に放送しているニュース番組です。(16時55分からの放送は、関東ローカルでのみ、その他のネット局はそれぞれ開始時間がまちまちだと思います。)
出演、メインキャスターは安藤優子さん、木村太郎さん、須田哲夫アナ、西山喜久恵アナ、文化・芸能コーナーは吉崎典子アナ、スポーツコーナーは永島昭浩さん(月、火、水)と舞の海秀平さん(木、金)、お天気コーナーは石原良純さん、三井良浩さん。
以前にも「SHOP99」についてのコラムを書かせていただきましたが、フジテレビでは、土曜日(2月25日)の「めざましどようび」の「オリジン弁当」に次いで、今回は、「生鮮コンビニ」のニュースとたてつづけに「小売業」のニュースを報道しました。
生鮮ショップ急増「過熱する”99円戦争”」というタイトルで
フジテレビの須田アナと西山アナ
須田アナ「野菜や肉などの生鮮食品を扱う99円ショップが首都圏を中心に急増しています。」
西山アナ「そんな中、老舗と新規参入組の間で看板が似ているとしてトラブルが発生、熱い戦いの現場を追いました。」
女性記者の報告
都内に店舗展開している東京都大田区蒲田の「SHOP99」店内でのリポート
陳列棚にある二つのマヨネーズを手に取り
女性記者「これ、ま、ある国内のメーカーなんですが、その倍以上ある、このオリジナルブランドのマヨネーズが、これもなんと99円。どっち買うんでしょう?」
N「独自ブランドも次々登場。いつもいっしょの激安価格で肉や野菜を買えることから人気があり、いま、首都圏を中心に急増しているのが「生鮮食品」を発売するコンビニエンスストアー、いわゆる「生鮮コンビニ」。
女性客(A)「そりゃうれしいよ、安いほうがね。安い方がうれしいに決まっている。」
女性客(B)「もう決まっているから値段が、だから考えなくていい感じ。」

「スーパーニュース」(2006年2月27日放送より)
N「出店ラッシュは大手コンビニチェーンをも巻き込み、am/pmは、去年3月、100円主体の商品を並べる「Food Style」を出店。ローソンも「STORE100」を、さらに、スリーエフも「q’s mart」を展開するなど、市場争いは、ますます激化しています。
そんな中、先日、都内に新たにオープンしたのはコンビニチェーンの「サークルKサンクス」と大手スーパーが提携して出した「99イチバ」。実は、このお店、こんな場所に出来たんです。」
男性記者「この99円を売りにした、お店のわずか30m程先には大手のスーパーの店舗があったんです。」
N「お店のおよそ30m前方には大手のスーパー。という立地にお店の人は・・・。」
99イチバ担当者「もともとジャスコさんが隣にあるから出店したのではなく、たまたま出店した隣にジャスコさんがあるということですので、我々としてはあまり考えてはいないですね。」
N「一方、大手スーパー、ジャスコは、「99イチバ」の開店日に89円均一の特売を開催。ジャスコ側に問い合わせてみると「通常のセールスの一環」だと言いますが、買い物客はどう見ているのでしょうか?」
99イチバに来店している
女性客(A)「野菜とか高い時期はこちら(99イチバ)を見てみようかなと。」
女性客(B)「安いのはこちらで買います。ここにないものは(スーパーに)買いに行く。」
女性客(C)「安売り対抗してくれるといいね。うれしい。うれしい。」
N「選択肢が増えて喜ぶ消費者。しかし、その裏側では、老舗と新規参入組の間で、こんな問題も起きていました。」
男性記者「99円を売りにした老舗とも言える「SHOP99」の、この看板などを巡り、ある問題が起きていたというのです。」

「スーパーニュース」(2006年2月27日放送より)
N「現在、750を超える店舗を全国に展開する、業界歴10年の最大手「SHOP99」。」
「SHOP99」担当者「グランヴェールさんのやられている、その「ダウンタウン99」の営業表示ですね、看板が中心になりますけども、当社のやっています「SHOP99」の看板と非常に類似していた。ということがございますので。」
N「「SHOP99」側が非常に類似していると主張するのは、同じ99円を売りにする生鮮コンビニ「ダウンタウン99」の営業表示。この2つの店、実際比べてみると、全体的な色の違いはあるものの、看板の雰囲気やロゴの配置、さらには99という数字の色使いになど、確かに似ています。お客さんに比べてもらうと」
女性客(A)「違うのこれ?同じに見えるじゃない99だもん」
女性客(B)「数字の色が2色使ってるでしょ、入っちゃいますよね。同じだと思って。」
「SHOP99」担当者「こちらとしては、あの、お客さまからの問い合わせとか、クレームですとか、納品業者ですとか、あるいは、郵便の方ですね、こういった方々も非常に間違って来られたという現実がありましたので。」
N「事態を重くみた「SHOP99」側は、「ダウンタウン99」を運営している、グランヴェールに対して去年12月、看板の使用差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請。
一方、「ダウンタウン99」側は、われわれの取材に対して「看板は決して「SHOP99」のまねをしたものではない。」としながらも「お客さまの誤認・混同があったことは事実」として3月12日までに43店舗、すべてについて店名を「99YENダウンタウン」に変更することを決めました。さらに、今年中に、店舗数を100に増やし事業の拡大を図るとしています。
各社とも、大幅な店舗数拡大を計画しているという「生鮮コンビニ業界」生き残りを賭けて、今後も熾烈な市場争いが続きそうです。」
内容は、放送されたものを採録して、再構成してあります。また、放送では、取材記者、担当者の名称は実名ですが、ここでは表記していません。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
スポンサーサイト
2006.02.26
めざましどようび

「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)
フジテレビ、毎週、土曜日、6時30分~8時30分放送。
出演、パンチ佐藤さん、渡辺和洋アナ、戸部洋子アナ、江上 剛さん、小林麻央さん、伊藤利尋アナ、八塩圭子さん、高樹千佳子さん。
7時58分頃から放送された「一週間ココまで調べました」のトレンドココ調から。
「オリジン弁当」魅力のヒミツは?

「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)
「一人暮らしで野菜を食べる機会があまりない。」
そこには、都会ならではの食生活にひみつがありました。
フジテレビ、戸部洋子アナのリポートです。
まずはじめに「オリジン東秀」(注1)とはどんな会社なのか?
「オリジン東秀」は首都圏を中心にお惣菜やお弁当を販売しているお弁当チェーンで2005年3月23日に東京証券取引所、第2部に上場しています。
トレンド、ここ調 しらべ
インターネットと街頭アンケートから「よく利用するテークアウト・フードは?」
(1)テーク・アウト・フードの主な客層
コンビニ、主に女性で20代~40代
牛丼店、主に男性で20代~40代
ファーストフード、主に男性・女性20代~30代
(2)「オリジン弁当」利用者の客層
年代比、10代、4%。20代、30%、30代、37%、40代、26%、50代、3%。
男女比、男性54%、女性、46%。

「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)
今回、取材したのは東京都中野区。「オリジン弁当」魅力のヒミツを来店するお客さんにリサーチしていました。
(1)お昼時
お店周辺の会社員が来店しているお客さんにインタビュー。
男性会社員「種類が豊富で選ぶことができるので「オリジン弁当」を使っている。」
女性会社員「コンビニだとどうしてもパックでしかないんですが・・おかずがいっぱいあるからちょっとずつ食べられる。」
ここで、テークアウト・フード業界16社に「品揃えについて」のアンケート
「オリジン弁当」約80種類。
「ファーストフード」約70種類。
「コンビニ」約60種類。
「牛丼店」約23種類。
(2)午後5時35分過ぎ
店内は少量パックのお惣菜を手にする女性の姿が、
女性「一人で食べられる範囲で。」
女性「量って、私はこれぐらいで十分ですから、あと、家にご飯とお味噌汁がありますので十分足ります。」
戸部アナN「オリジン弁当」はお惣菜を1g単位で量り売りしてくれる。ひとり暮らしのお年寄りが増える中で、家庭的なお惣菜を食べる量だけ買うことができる。これが、お年寄りに人気のひみつのようです。中には、こんなお客さんが」
女性「もう一品おかずが足りない時に助かります。働いていると、どうしても3品も作れない。」
(3)午後7時53分過ぎ
戸部アナ「OLさんが中で買い物をしていますね。」
戸部アナが取材の為、直接、店内に入ります。
戸部アナ「普段はどんなものを買ってるんですか?」
OL「バランスを考えて・・・、酢の物とかあまり自分では作らないので。」
戸部アナN「ひとり暮らしだと、つい、忘れがちな家庭の味をいつでも味わうことができる、これが若い女性にも人気のひみつなのでは?」
OL「普通のお弁当では割とお肉とか魚が多くて、お野菜少なかったりするんですけど、ここだと自分で選んで野菜を多めにとか。バランス良く選べる。」
戸部アナN「さらに、カロリーや栄養成分が細かく表示されているのも、日々の健康管理を気にする女性にもうれしいサービス。」
(3)深夜12時22分頃
今度は男性客の姿が目立ちます。
「オリジン弁当」は24時間営業。午前0時より午前1時までの間に来店した客層16人中、独身男性は11人という結果に。
「なぜ、「オリジン弁当」を選ぶのか?」
男性客「一人暮らしで野菜を食べる機会があまりないので・・。「オリジン弁当」だと種類も豊富なので体にいいかな~と。」
アンケート「独身男性が「オリジン弁当」を利用する理由」
1位、「健康への気づかい。」
2位、「営業時間が長い。」
3位、「品ぞろえが豊富。」
男性客「作りたてなので温かいし、おいしい。作っているところも実際に見られるし温かい感じはします。」
戸部アナN「「オリジン弁当」はお惣菜もお弁当もすべて「まごころ」のこもった手作り。「炊きたてほかほかごはん」をその場で握ってくれる「大きなおにぎり」は、「オリジン弁当」のシンボルなんだとか?外食に頼りがちなひとり暮らしのサラリーマンのお腹と心を温めてくれます。」
最後に「あなたがテークアウト・フードに求める事は?」というアンケートに
1位、「品ぞろえが豊富。」
2位、「健康志向の食材。」
3位、「営業時間が長い。」
でした。
(番組の内容は、放送されたものを採録して再構成しています。)
番組内で「ドン・キホーテが「オリジン弁当」の店舗展開をしている「オリジン東秀」の買収から撤退しイオンに全株を売却。」するというニュースに関連して「一週間ココまで調べました」のトレンド、「「オリジン弁当」魅力のヒミツは?」はタイムリーな特集だったと思います。
今回の買収問題は、百貨店、スーパー、コンビニと小売業の売り上げが頭打ちの状態で、「小売業」の店舗展開と大量販売に限界が来ていることを象徴する出来事でした。
番組内でその魅力をアンケート、インタビュー、直接取材などで徹底分析していましたが、首都圏を中心に店舗展開している企業でしたので、店舗展開していない地域にお住まいの方にはちょっとピンとこない内容だったかもしれません。(また、「オリジン弁当」は首都圏にて店舗展開しているので、地方での消費動向とは必ずしも同じとは限りません。)
皆さんも、コンビニ、スーパーマーケットなどに買い物に行かれた経験があると思います。
当然、何処のお店にもお弁当、お惣菜売り場はあります。
しかし、定番商品(いつもある商品)のみで目新しさを感じなかった経験はありませんか。
例えば、スーパーマーケットの場合、多店舗展開しているところは、お弁当、惣菜売り場の商品は、あらかじめ定番となる商品を決定し食材の配送計画、販売予想を立てて製造していますので、容易には新開発商品の投入という訳には行きません。
ここからはテレビマンの推測と予測ですが、今回は、「「オリジン弁当」を展開している「オリジン東秀」が、「イオン」グループ入りすることで決着しましたが、今後、良きパートナーとなった「イオングループ」としては加速度的に「オリジン弁当」をINショップ化する計画だと思います。
店内に店舗展開すればそれだけ商品のバリエーションが拡がり消費者の選択肢の幅もひろがります。
いっそのこと、イオングループが店舗展開している地域と「オリジン弁当」の店舗展開している地域で重複している店舗の弁当、惣菜部門は、「オリジン弁当」のINショップ化により縮小するなどの大胆な改革がなされるのではないでしょうか。(そのメリットとしてその場で製造、販売などで商品のロスが減り効率がよいです。)また、ある種、対面販売で消費者のニーズを的確に把握することもできます。
コンビニ業界ではすでに、「中食」(注2)に対する商品開発の強化や地元限定の独自商品の開発に着手しています。(スーパーマーケットも対応を迫られていたのだと思います。)
こらからの消費者動向を考えると、少子、高齢化により大量販売は見込めません。今回の出来事は「イオングループ」が総合スーパーから「専業に特化する形での店舗運営」をする時に来ていることを予感させるものでした。
資料
(注1)
「オリジン東秀株式会社」
設立 1966年(昭和41年)9月
資本金 31億2,253万円(2005年3月31日現在)
代表者 代表取締役社長 山崎泰弘
上場 東証二部(上場日:2005年3月23日)
年商 474億4,059万円(2005年3月期実績)
従業員数 正社員421名(役員を除く)
パートタイマー 4,647名(2005年3月末日現在)
事業内容
(1)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジン弁当」の経営
(2)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジンダイニングごはん屋」の経営
(3)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジンダイニングZ.E.N」の経営
(4)中華料理店「東秀」の経営
(5)チャーシュー麺専門店「香雅」の経営
店舗数
「オリジン弁当」531店舗
「オリジンダイニングごはん屋」3店舗
「オリジンダイニングZ.E.N」10店舗
「プラザ24」1店舗
「東秀」58店舗
「香雅」1店舗
(2005年3月末日現在)
(「オリジン東秀」HPより引用)
ちなみに、店舗展開している地域は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県です。
(注2)
「中食(なかしょく)」
持ち帰り弁当、お惣菜等そのまま食事として食べられる状態に調理されたものを家などに持ち帰って利用するもの。
中食の種類
(1)弁当類・・・弁当、おにぎり、寿司(出前は除く)。
(2)調理パン類・・・サンドイッチ、ハンバーガー、ピザ、中華まんじゅう(あんまんは除く)、ピロシキ等(菓子パンは除く)。
(3)麺類・・・そば、うどん、中華麺、焼きそば、焼きうどん、スパゲッティー等の副食的調理食品。
(4)惣菜類・・・サラダ、煮物、焼き物、炒め物、あえ物、蒸し物、揚げ物(ファーストフード店で購入したフライドチキン等(持ち帰り)も含む。)
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.23
日本全国B級グルメ
「日本全国B級グルメ」
日本の食糧問題を真剣に考えつつも、「B級グルメ」に関しては興味が尽きないテレビマンです。
2006年2月19日(日)に日本テレビで放送された「激うま爆裂!史上最強 衝撃どんぶり99連発」の中でも紹介されていました「カツ丼」について少しお話ししてみたいと思います。
テレビマンの生まれ育った故郷は、「カツ丼」と言えば「玉ねぎとトンカツを割り下で煮て、溶き卵でとじたものである。」でした。
ひとくちに「カツ丼」と言っても日本全国には「色々な種類が存在する。」と知るまでには時間が掛かりました。
それでは、まずは、カツ丼の種類から
現在、確認されている種類としては5種類あるとされています。(その他、少しアレンジされたものがあるかもしれません。情報がありましたら筆者まで)

一般的な「卵とじカツ丼」
(1)「卵とじカツ丼」(一番ポピュラーで全国に分布)
(2)「ソースカツ丼」(福井県、長野県駒ヶ根市、群馬県など)
(3)「味噌カツ丼」(愛知県名古屋市など)
(4)「ドミグラス(デミグラス)ソースカツ丼」(岡山県の独特な郷土料理)
(5)「洋風カツ丼」(新潟県長岡市)
今回は「カツ丼」の元祖と言われる「ソースカツ丼」についてです。
諸説、検証してみますと、元祖と言われるものは「ソースカツ丼」であり、2ヵ月後に「卵とじカツ丼」(注1)が登場したようです。
それでは、「ソースカツ丼」の考案者であります福井県出身の料理人、高畠増太郎氏について

(ヨーロッパ軒総本店のカツ丼セット)
「ソースカツ丼の起源」
ヨーロッパ軒総本店(福井県福井市)初代社長、高畠増太郎翁(1889年(明治22年)~1977年(昭和52年))が考案したとされます。
1907年(明治40年)にドイツに渡りベルリンの「日本人倶楽部」で料理の修行。
1912年(明治45年)に6年間の修行の後、日本に帰国。
1913年(大正2年)東京で開催された料理発表会で日本人の味覚に合うように改良したウスターソース(注2)を使った「ソースカツ丼」を発表。
同年、11月28日、東京都早稲田鶴巻町(新宿区)に「ヨーロッパ軒」が誕生。(屋号はヨーロッパで修行したことに由来し、当時としてはハイカラな屋号)
文春文庫『ベスト オブ 丼』(1990年刊)の記述の中に「大正6年に『(早稲田)正門前の鶴巻町を少し行った右側』の『余りパッとしない食堂』でソースカツ丼を食べたという早稲田高等予科(当時)学生の証言もあり、また、『どんぶり探偵団』は、その食堂の主人・高畠増太郎さんの存在をつきとめている。」とあるので横須賀市に移転する直前の出来事だと考えます。
1917年(大正6年)3月、神奈川県横須賀市追浜に移転し出店。
1923年(大正12年)9月、関東大震災により店が倒壊し郷里、福井に帰郷。
1924年(大正13年)1月、総本店所在地 片町通りに「福井ヨーロッパ軒」が誕生。
ここからは、テレビマンの推測と仮説です。
疑問(1)
「ドイツ修行前に、どこで修行をしていたのか?」
若き料理人、高畠増太郎氏が郷里、福井県から何歳で上京し、何処でどのように修行していたのかは不明です。
文献によれば、「ソースカツ丼」の「カツ」と類似する料理は、1890年(明治32年)には、すでに、東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」にフランス料理をアレンジした「カツレツ」(注3)がメニューとして出されていて、1907年(明治40年)にドイツに渡るまでの間、当然、料理人である翁は、それを食している可能性があります。
疑問(2)
「ドイツ修行中、ドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)」(注4)に出会っていたのか?」

(ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel))
ドイツ修行がどのような経緯で実現したのかは定かではありません。
また、ベルリンの「日本人倶楽部」で修行中にドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)」に出会っていたのかも不明です。
しかし、当時、ドイツ料理として存在していた「ヴィーナー・シュニッツェル」を習得していてもおかしくありません。
前述の「カツレツ」と類似する料理であり、もし、この料理を習得していたとすれば、ヒントになっていた可能性はあります。
疑問(3)
「ソースカツ丼に使った「カツ」のヒントは「フランス料理のカツレツ」だったのか?それともドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル」だったのか?」
日本に帰国後、料理発表会に出品した「ソースカツ丼」の「カツ」を「カツレツ」「ヴィーナー・シュニッツェル」どちらをヒントにしたのかは不明です。
文献によれば、当時の「カツレツ」はフランスの調理方法で「1890年(明治32年)に東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」の木田元次郎氏によって日本風にアレンジされた。」とあり、「ヴィーナー・シュニッツェル」は薄い肉をさらに叩くとあるので、「カツレツ」の方が可能性は高くなります。
しかし、どちらの料理もお皿にのっているので、丼にのせるときに試行錯誤があったのでしょう。
料理人は「自分の作った料理をひとりでも多くの人に食べてもらいたい。」そして、「美味しかったよ。」と言われることが最上の喜びであると聞きます。若き料理人、高畠増太郎氏は、新しい料理方法の習得に思いを馳せて、ドイツに渡りました。
1912年(明治45年)に日本に帰国後、1913年(大正2年)11月28日に東京で「ヨーロッパ軒」を開店するまでの間、郷里、福井に居たのか?それとも東京に居たのかは不明です。ただ、洋食の料理人として活躍していたことに間違いはないと思います。
そして、料理発表会に出品した「ソースカツ丼」に辿りつくまでには、言葉では言い表すことが出来ないほどの努力があったのではないかと考えます。原形が「フランス料理」であれ「ドイツ料理」であれ、そして、丼の上にのっている「カツ」が「カツレツ(風)」であれ「ヴィーナー・シュニッツェル(風)」であれ、日本人の食のスタイルと味覚に合うように改良された「ソースカツ丼」を考案したのは高畠増太郎氏であることに間違いはありません。
今や、国民食として、又「B級グルメ」としての「カツ丼」の起源がどうであれ、遥か昔、期待と不安に胸を膨らまして料理の修業に旅立った先駆者達に思いを馳せて「カツ丼」を食するのも良いかもしれません。
なお、「ヨーロッパ軒、総本店」では

(特製カツ丼ソース)

(特製極細パン粉)

(お手軽セット(特製カツ丼ソース 180ml×4本、特製極細パン粉 200g×4袋))
の通販を行っております。
ご興味のある方は、「ヨーロッパ軒、総本店」へ。
(注1)「卵とじカツ丼」
「卵とじカツ丼の具は、玉ねぎとトンカツを割り下(出汁と醤油で作る日本料理の基本的な調味料)で煮て、溶き卵でとじたものである。
上にミツバやグリーンピースなどを散らしたり、それらを具とともに軽く煮る場合もある。1921年(大正10年)2月に早稲田高等学院の学生・中西敬二郎が考案したという説がある。玉子丼や親子丼とよく似た料理法である。」(フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より引用)
(注2)「ウスターソース」
イギリス、ロンドンの北西、約180キロのイングランド中央部に位置する「ウスターシャ地方」の「ウスター市」ではじめて作られたため地名をとって、「ウスターソース」と呼ばれるようになりました。日本には江戸時代末期に伝わり、明治維新後、西洋料理を楽しむ人々の間に少しずつ広まっていきます。(現在もイギリスでは1837年以来、秘伝のブレンド技術により、改良を重ねてきた「リーペリン(LEA&PERRINS )」のウスターソースが親しまれています。)
ドイツ料理修行中の「高畠増太郎」氏は、この時「ウスターソース」に出会っていると考えます。文献によれば、「醤油似た色をしていたが風味が強く辛いということで日本人の口に合なかった。」ことから改良を考えていたのではないでしょうか。
(注3)「カツレツ」
カツレツ(かつれつ)とは肉などの食材に小麦粉と溶き卵を付け、パン粉をまぶし食用油で揚げた料理。西洋料理を日本で改良した洋食を特徴づける一品。豚カツ、コロッケならびに~フライとつくものはほとんどがカツレツの技法を用いている。
cutlet(仏:Cotelette)というフランス料理の調理法を改良した。cutletは、仔牛や羊の骨付き背肉(チャップ)という意味で、薄切り肉に塩、胡椒して小麦粉とチーズ、乾燥パン粉をまぶし、ラード、サラダ油、バターを加えたもので焼き揚げるものである。日本でミラノ風カツレツとして知られるイタリア料理のコトレッタやそれと起源をおなじくするとされているウィーン名物の「ヴィーナー・シュニッツェル」も同種の料理である。
1890年(明治32年)に東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」の木田元次郎によってアレンジされたとされる。 煉瓦亭創業当初はフランス料理店としてスタートしたが、西洋の食材(獣肉、チーズ、バター)やスパイスが当時の日本人には馴染みが薄くあまり好まれなかった。
そこで、日本人好みの料理を作るためcutletの肉を癖のある牛肉から豚肉に変更し、チーズの代わりに卵を用い、さらに生パン粉を初めて用い、当時人気のあった天麩羅の調理方法を真似て植物油のなかで揚げるように変えた。
ソースは初めはデミグラスソースをかけていたが、その後辛めのウスターソースに変えた。さらにパンの代わりにライスを添えるようにもして、「ポークカツレツ」という名前で売るようになった。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用)
(注4)「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)」
Wiener Schnitzelシュニッツェル(ドイツ語:der Schnitzel, オーストリア方言:das Schnitzerl)は、ドイツ、オーストリアの肉料理。
「ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel」(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)は、北イタリアを起源として、15-16世紀ごろにウィーンに伝わったとされる。他の説によると、1857年にヨーゼフ・ラデツキー元帥により伝えられたとされる。
一般には「子牛のカツレツ」のことといわれるが、実際には、牛肉以外に、豚肉でも鶏肉でもいい。豚の方が、向いているだろう。薄く切った肉をさらにステーキハンマーで叩き、小麦粉をたっぷりつけ、とき卵を潜らせパン粉をつける。パン粉を挽き立ての黒胡椒で味付けしておくこともある。これをやや多めのバターかラードで炒め揚げしたもので、日本の豚カツのごときたっぷりの油を使用するディープフライングではない。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用)
参考資料と掲載写真は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用しています。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
日本の食糧問題を真剣に考えつつも、「B級グルメ」に関しては興味が尽きないテレビマンです。
2006年2月19日(日)に日本テレビで放送された「激うま爆裂!史上最強 衝撃どんぶり99連発」の中でも紹介されていました「カツ丼」について少しお話ししてみたいと思います。
テレビマンの生まれ育った故郷は、「カツ丼」と言えば「玉ねぎとトンカツを割り下で煮て、溶き卵でとじたものである。」でした。
ひとくちに「カツ丼」と言っても日本全国には「色々な種類が存在する。」と知るまでには時間が掛かりました。
それでは、まずは、カツ丼の種類から
現在、確認されている種類としては5種類あるとされています。(その他、少しアレンジされたものがあるかもしれません。情報がありましたら筆者まで)

一般的な「卵とじカツ丼」
(1)「卵とじカツ丼」(一番ポピュラーで全国に分布)
(2)「ソースカツ丼」(福井県、長野県駒ヶ根市、群馬県など)
(3)「味噌カツ丼」(愛知県名古屋市など)
(4)「ドミグラス(デミグラス)ソースカツ丼」(岡山県の独特な郷土料理)
(5)「洋風カツ丼」(新潟県長岡市)
今回は「カツ丼」の元祖と言われる「ソースカツ丼」についてです。
諸説、検証してみますと、元祖と言われるものは「ソースカツ丼」であり、2ヵ月後に「卵とじカツ丼」(注1)が登場したようです。
それでは、「ソースカツ丼」の考案者であります福井県出身の料理人、高畠増太郎氏について

(ヨーロッパ軒総本店のカツ丼セット)
「ソースカツ丼の起源」
ヨーロッパ軒総本店(福井県福井市)初代社長、高畠増太郎翁(1889年(明治22年)~1977年(昭和52年))が考案したとされます。
1907年(明治40年)にドイツに渡りベルリンの「日本人倶楽部」で料理の修行。
1912年(明治45年)に6年間の修行の後、日本に帰国。
1913年(大正2年)東京で開催された料理発表会で日本人の味覚に合うように改良したウスターソース(注2)を使った「ソースカツ丼」を発表。
同年、11月28日、東京都早稲田鶴巻町(新宿区)に「ヨーロッパ軒」が誕生。(屋号はヨーロッパで修行したことに由来し、当時としてはハイカラな屋号)
文春文庫『ベスト オブ 丼』(1990年刊)の記述の中に「大正6年に『(早稲田)正門前の鶴巻町を少し行った右側』の『余りパッとしない食堂』でソースカツ丼を食べたという早稲田高等予科(当時)学生の証言もあり、また、『どんぶり探偵団』は、その食堂の主人・高畠増太郎さんの存在をつきとめている。」とあるので横須賀市に移転する直前の出来事だと考えます。
1917年(大正6年)3月、神奈川県横須賀市追浜に移転し出店。
1923年(大正12年)9月、関東大震災により店が倒壊し郷里、福井に帰郷。
1924年(大正13年)1月、総本店所在地 片町通りに「福井ヨーロッパ軒」が誕生。
ここからは、テレビマンの推測と仮説です。
疑問(1)
「ドイツ修行前に、どこで修行をしていたのか?」
若き料理人、高畠増太郎氏が郷里、福井県から何歳で上京し、何処でどのように修行していたのかは不明です。
文献によれば、「ソースカツ丼」の「カツ」と類似する料理は、1890年(明治32年)には、すでに、東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」にフランス料理をアレンジした「カツレツ」(注3)がメニューとして出されていて、1907年(明治40年)にドイツに渡るまでの間、当然、料理人である翁は、それを食している可能性があります。
疑問(2)
「ドイツ修行中、ドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)」(注4)に出会っていたのか?」

(ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel))
ドイツ修行がどのような経緯で実現したのかは定かではありません。
また、ベルリンの「日本人倶楽部」で修行中にドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)」に出会っていたのかも不明です。
しかし、当時、ドイツ料理として存在していた「ヴィーナー・シュニッツェル」を習得していてもおかしくありません。
前述の「カツレツ」と類似する料理であり、もし、この料理を習得していたとすれば、ヒントになっていた可能性はあります。
疑問(3)
「ソースカツ丼に使った「カツ」のヒントは「フランス料理のカツレツ」だったのか?それともドイツ料理「ヴィーナー・シュニッツェル」だったのか?」
日本に帰国後、料理発表会に出品した「ソースカツ丼」の「カツ」を「カツレツ」「ヴィーナー・シュニッツェル」どちらをヒントにしたのかは不明です。
文献によれば、当時の「カツレツ」はフランスの調理方法で「1890年(明治32年)に東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」の木田元次郎氏によって日本風にアレンジされた。」とあり、「ヴィーナー・シュニッツェル」は薄い肉をさらに叩くとあるので、「カツレツ」の方が可能性は高くなります。
しかし、どちらの料理もお皿にのっているので、丼にのせるときに試行錯誤があったのでしょう。
料理人は「自分の作った料理をひとりでも多くの人に食べてもらいたい。」そして、「美味しかったよ。」と言われることが最上の喜びであると聞きます。若き料理人、高畠増太郎氏は、新しい料理方法の習得に思いを馳せて、ドイツに渡りました。
1912年(明治45年)に日本に帰国後、1913年(大正2年)11月28日に東京で「ヨーロッパ軒」を開店するまでの間、郷里、福井に居たのか?それとも東京に居たのかは不明です。ただ、洋食の料理人として活躍していたことに間違いはないと思います。
そして、料理発表会に出品した「ソースカツ丼」に辿りつくまでには、言葉では言い表すことが出来ないほどの努力があったのではないかと考えます。原形が「フランス料理」であれ「ドイツ料理」であれ、そして、丼の上にのっている「カツ」が「カツレツ(風)」であれ「ヴィーナー・シュニッツェル(風)」であれ、日本人の食のスタイルと味覚に合うように改良された「ソースカツ丼」を考案したのは高畠増太郎氏であることに間違いはありません。
今や、国民食として、又「B級グルメ」としての「カツ丼」の起源がどうであれ、遥か昔、期待と不安に胸を膨らまして料理の修業に旅立った先駆者達に思いを馳せて「カツ丼」を食するのも良いかもしれません。
なお、「ヨーロッパ軒、総本店」では

(特製カツ丼ソース)

(特製極細パン粉)

(お手軽セット(特製カツ丼ソース 180ml×4本、特製極細パン粉 200g×4袋))
の通販を行っております。
ご興味のある方は、「ヨーロッパ軒、総本店」へ。
(注1)「卵とじカツ丼」
「卵とじカツ丼の具は、玉ねぎとトンカツを割り下(出汁と醤油で作る日本料理の基本的な調味料)で煮て、溶き卵でとじたものである。
上にミツバやグリーンピースなどを散らしたり、それらを具とともに軽く煮る場合もある。1921年(大正10年)2月に早稲田高等学院の学生・中西敬二郎が考案したという説がある。玉子丼や親子丼とよく似た料理法である。」(フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より引用)
(注2)「ウスターソース」
イギリス、ロンドンの北西、約180キロのイングランド中央部に位置する「ウスターシャ地方」の「ウスター市」ではじめて作られたため地名をとって、「ウスターソース」と呼ばれるようになりました。日本には江戸時代末期に伝わり、明治維新後、西洋料理を楽しむ人々の間に少しずつ広まっていきます。(現在もイギリスでは1837年以来、秘伝のブレンド技術により、改良を重ねてきた「リーペリン(LEA&PERRINS )」のウスターソースが親しまれています。)
ドイツ料理修行中の「高畠増太郎」氏は、この時「ウスターソース」に出会っていると考えます。文献によれば、「醤油似た色をしていたが風味が強く辛いということで日本人の口に合なかった。」ことから改良を考えていたのではないでしょうか。
(注3)「カツレツ」
カツレツ(かつれつ)とは肉などの食材に小麦粉と溶き卵を付け、パン粉をまぶし食用油で揚げた料理。西洋料理を日本で改良した洋食を特徴づける一品。豚カツ、コロッケならびに~フライとつくものはほとんどがカツレツの技法を用いている。
cutlet(仏:Cotelette)というフランス料理の調理法を改良した。cutletは、仔牛や羊の骨付き背肉(チャップ)という意味で、薄切り肉に塩、胡椒して小麦粉とチーズ、乾燥パン粉をまぶし、ラード、サラダ油、バターを加えたもので焼き揚げるものである。日本でミラノ風カツレツとして知られるイタリア料理のコトレッタやそれと起源をおなじくするとされているウィーン名物の「ヴィーナー・シュニッツェル」も同種の料理である。
1890年(明治32年)に東京銀座の洋食屋「煉瓦亭」の木田元次郎によってアレンジされたとされる。 煉瓦亭創業当初はフランス料理店としてスタートしたが、西洋の食材(獣肉、チーズ、バター)やスパイスが当時の日本人には馴染みが薄くあまり好まれなかった。
そこで、日本人好みの料理を作るためcutletの肉を癖のある牛肉から豚肉に変更し、チーズの代わりに卵を用い、さらに生パン粉を初めて用い、当時人気のあった天麩羅の調理方法を真似て植物油のなかで揚げるように変えた。
ソースは初めはデミグラスソースをかけていたが、その後辛めのウスターソースに変えた。さらにパンの代わりにライスを添えるようにもして、「ポークカツレツ」という名前で売るようになった。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用)
(注4)「ヴィーナー・シュニッツェル( Wiener Schnitzel)」
Wiener Schnitzelシュニッツェル(ドイツ語:der Schnitzel, オーストリア方言:das Schnitzerl)は、ドイツ、オーストリアの肉料理。
「ヴィーナー・シュニッツェル Wiener Schnitzel」(ウィーン風子牛のヒレ肉の意)は、北イタリアを起源として、15-16世紀ごろにウィーンに伝わったとされる。他の説によると、1857年にヨーゼフ・ラデツキー元帥により伝えられたとされる。
一般には「子牛のカツレツ」のことといわれるが、実際には、牛肉以外に、豚肉でも鶏肉でもいい。豚の方が、向いているだろう。薄く切った肉をさらにステーキハンマーで叩き、小麦粉をたっぷりつけ、とき卵を潜らせパン粉をつける。パン粉を挽き立ての黒胡椒で味付けしておくこともある。これをやや多めのバターかラードで炒め揚げしたもので、日本の豚カツのごときたっぷりの油を使用するディープフライングではない。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用)
参考資料と掲載写真は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用しています。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.20
激うま爆裂!史上最強 衝撃どんぶり99連発

(2006年2月19日放送より)
「激うま爆裂!史上最強 衝撃どんぶり99連発」
日本テレビ、2006年2月19日(日)12時55分~14時55分放送。
スタジオ出演者
MC 草野 仁さん、林家正蔵さん、浜口順子さん。
阿藤快さん、ヨネスケさん、神田川俊郎さん、森永卓郎さん、アメリカザリガニ(柳原哲也さん、平井善之さん)、香田晋さん、安田大サーカス(HIROさん、団長、クロちゃん)
パネラー 斉藤慶子さん、安倍麻美さん、小向美奈子さん
番組内容
(1)ヨネスケ、突撃カツ丼vs阿藤快、ぶらり天丼の旅(阿藤快さん、ヨネスケさん)
(2)ヨン様も驚ガク!「韓流どんぶりのソナタ」(ガッツ石松さん、鈴木佑季さん)
(3)森永も太鼓判!「年収300万の牛丼」(森永卓郎さん、MARIさん)
(4)お笑い軍団が故郷のどんぶり自慢「エンタの丼 D-1グランプリ」
(5)終着駅の花道・・・最果ての丼(香田晋さん)
(6)梨元親子のお取り寄せ丼(梨元勝さん、梨元麻里奈さん)
(1)「ヨネスケ、突撃カツ丼vs阿藤快、ぶらり天丼の旅」

(2006年2月19日放送より)
早朝5時38分、東京駅丸の内口から始まります。
今回、新幹線、東京駅から博多駅、カツ丼10杯に挑むのは、突撃の王様、ヨネスケさん。
片や、東京途中下車の旅、天丼10杯に挑むのは、ぶらりの帝王、阿藤 快さん。
題して「カツ丼超特急vsぶらり天丼の旅」です。

(2006年2月19日放送より)
ヨネスケさん。
午前6時00分、のぞみ1号で東京駅を出発。
1件目の「○○○」に到着します。
(以下は、これから放送を予定している地域の視聴者に配慮して省略いたします。)
テレビ番組の中で、「すし」「丼」「ラーメン」「焼肉」などを特集した「グルメ番組」は数限りなく放送されてきました。
「これでもか」と言わんばかりにテレビ画面に登場する料理の数々、それを観るたびに「日本は平和だな」と思います。地球上には貧困にあえいでいる国が存在するというのに日本では「グルメ三昧」。食料資源の自給率が100%ならばまだ許せるでしょう。
しかし、そのほとんどが海外からの輸入に頼っているのが現状です。
「グルメ番組」を観る度に、そんなことを考えるテレビマンでした。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.19
新どっちの料理ショー

「新どっちの料理ショー・酒好き芸能人大会!!」(2006年2月16日(木)放送より)
日本テレビ、毎週、木曜日、21時00分~21時54分まで放送している番組です。
本日は関口厨房「おでん」と三宅厨房「やきとん」の対決です。
本日の出演者は
お酒大好き腹ヘリコプターズのほんこんさん、井筒和幸さん、なぎら健壱さん、石倉三郎さん、竹山隆範さんの5人衆です。前日禁酒で気合十分の参戦です。
そして、女性陣は、焼酎軽く一本空ける、平山あやさん。いつの間にか日本酒一升の柴田理恵さん。
シャンパン1本空ける、相田翔子さん。最近はいきなりテキーラショットのYOUさん。です。
まずは、VTRで「酒をこよなく愛する男達」(1)石倉三郎さん(2)カンニング(竹山隆範さん)(3)井筒和幸さん(4)なぎら健壱さん(5)ほんこんさん、の日頃の呑みっぷりを紹介しました。

(2006年2月16日(木)放送より)
関口厨房の本日の担当は近藤一樹さん。(注1)
おでんの素材は
(1)大根(2)ごぼ天(3)こんにゃく(4)がんもどき(5)たこ串(6)じゃがいも(7)卵(8)巾着(9)さえずり(10)つみれ(11)つくね
産地は下記資料を参照してください。

(2006年2月16日(木)放送より)
一方の三宅厨房の本日の担当は杉浦孝王さん。(注2)
本日の特選素材は「アップル草原ポーク(北海道大樹産)」どっちの料理ショー史上最北に育つ豚。
今夜の「やきとん」14品
(1)バラ肉のネギマ(2)トントロ(首周り)(3)タン(舌)(4)ミニトマト巻き(豚バラ)(5)レバー(肝臓)(6)シロ(小腸)(7)ハツ(心臓)(8)ガツ(胃)(9)カシラ(ほほ肉)(10)ハラミ(横隔膜)(11)フエ(喉の軟骨)(12)つくね(13)ししとう(14)しいたけ
さっそく、三宅さんが日本酒の熱燗を飲みながら「フエ(喉の軟骨)」を試食します。
と、ここで、試食を賭けた「お酒クイズ」。
石倉三郎さんが正解して「アップル草原ポーク」のばら肉を試食しました。
次に、「豚つくね」作りです。
「みりん、しょうゆ、塩、卵、豚うで肉、豚もも肉」のミンチに「山の芋を」加え、そこに「豚軟骨、青シソ、ショウガ、ニラ、ネギ」を入れて作ります。
続いて、関口厨房。
「つみれ」作りです。
「山の芋、日本酒、塩、昆布だし、タラ」そこに焼いた越前カニのほぐし身とカニ味噌をたっぷり入れて練り上げます。
関口厨房の特選素材は「日本ばし神茂(かんも)の手取り半ぺん(東京都日本橋)」
素材は「ヨシキリザメ(アンコウに似た身質)」と「アオザメ(カジキに似た身質)」100%のすり身を使用します。
関口さんが冷酒と半ペンをわさび醤油で試食します。
ここで、また、「お酒クイズ」。
石倉三郎さんが正解して試食します。
両者、本日の特選素材を使用した「おでん」と「やきとん」の調理も最終段階を迎え、いよいよ「ファイナル・プレゼンテーション」です。
三宅厨房から
まず、「ネギマ」「トントロ」「タン」「フエ」「ミニトマト巻き」を塩で焼きます。
関口厨房は
揚げたての「ごぼ天」「がんもどき」を投入します。さらに、「じゃがいも」「かにつみれ」「とまと」を
続いて、三宅厨房は
「レバー」「ハツ」「カシラ」「ハラミ」「ガツ」「シロ」「つくね」をたれで焼き始めます。
最後に、「ししとう」「しいたけ」を添えて。完成です。
さて、「今夜のご注文は?」ファイナルジャッジ!
おでん・・・ほんこんさん、井筒井筒和幸さん、なぎら健壱さん、竹山隆範さん、平山あやさん、
YOUさん。
やきとん・・・石倉三郎さん、柴田理恵さん、相田翔子さん。
6対3で「おでん」の勝利でした。
今回は、テレビマンも好きな「やきとん」ということで拝見いたしました。
串に差した豚肉が炭火で焦げて辺りに立ち込める煙の匂いはたまらないものです。
「やきとん」と聞いてピンとこない方も大勢いらっしゃると思います。
「やきとり」と「やきとん」の違いは何なの?
あくまでも一般的な「やきとりの定義」とは
日本全国、地域的な違いはありますが、「やきとり」とは「鶏肉」を使用したものを総称してそう呼ぶそうです。それに対して「鶏肉」ではなく「豚肉」を使用したものを「やきとん」と呼ぶそうですが、地域によっては「やきとん」も含めた串焼き料理全般を「やきとり」と呼ぶこともあるようです。
今回、、「新・どっちの料理ショー」で紹介したものは新鮮な豚肉や内臓を串に刺して焼いたものでしたから「やきとん」です。
「やきとん」の種類(一例)
(1)レバ(肝臓)
(2)ハツ(心臓)
(3)タン(舌)
(4)ナンコツ(食道)
(5)カシラ(ほほ肉)
(6)シロ(小、大腸)
(7)ガツ(胃ぶくろ)
(8)コブクロ(子宮)
(9)キク(腸のまわりのとろみ)
(10)チレ(ひ臓)
(11)フワ(肺)
(12)バラ(バラ肉)
(13)テッポウ(直腸)
また、北海道の地域限定商品として有名なお弁当があるそうです。
それは、函館市でコンビニエンスストアーを展開している「ハセガワストア」で、このお店で販売している「やきとり弁当」が地元では定番の商品だとか?
北海道に行く機会があれば一度、食してみたいものです。

資料
近藤一樹
辻調理師専門学校、日本料理担当。愛媛県出身、サンフランシスコ日本総領事館、バンコク・オリエンタルホテルなどに出向し日本料理の紹介につとめる。
杉浦孝王
辻調理師専門学校、日本料理担当。愛知県出身、本格的な懐石料理から郷土料理まで幅広く研究。日本酒については「ききざけ師」の称号を持つ。
「おでん」素材の産地
(1)大根(打木源助大根、石川県金沢産)(2)ごぼう(茨城県御前山村産)(3)じゃがいも(メークイーン)(北海道十勝産)(4)比内地鶏の卵(秋田県北秋田産)(5)巾着(油揚げ)(新潟県栃尾産)(6)さえずり(くじらの舌)(7)とまと(宮崎県宮崎産)
内容は、番組で放送したものを採録し再構成しています。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.12
井筒監督、映画「ミュンヘン」に吼える

(2006年2月10日放送より)
「虎の門」毎週、金曜日(25時20分~26時50分)、テレビ朝日本社、3stから生放送している90分番組です。
★オープニング★

(2006年2月10日放送より)
番組冒頭、野村真季アナから
「一発ギャグ」の時間ですが、「虎の門」からのお知らせ、ということで「番組の冒頭ですが、ここで虎の門からひとつお詫びがございます。今夜の企画「第6回、ネット検索山崩し!」は反響が大きく、きっと今回も盛り上がりを見せるのではないかと思われる為、「ブラックタイガーの一発ギャグを探せ!」のコーナーを急遽お休みさせていただくこととなりました。楽しみにされていた、みなさまには、心よりお詫び申しあげます。」
今回も波乱の展開になってきました。
★本日の出演者★
元千葉ロッテ「ミスター・マリーンズ」124代目MC、「初芝 清」さん。
サブMC、MEGUMIさん、勝俣州和さん。
井筒和幸さん、生井亜美さん、アンタッチャブル(柴田英嗣さん、山崎弘也さん)、野村真季アナ。
ゲスト、くりいむしちゅー(有田哲平さん、上田晋也さん)。
本日の番組ラインナップは
(1)「こちトラ自腹じゃ!」
(2)伊集院光プレゼンツ「第6回ネット検索山崩し!」(25時47分ごろ)
(3)「虎の門、マイノリティリポート」
(4)ブラックタイガーのOAチェック

(2006年2月10日放送より)
(1)「こちトラ自腹じゃ!」
「話題のシネマを自腹で鑑賞!本音で批評!お馴染み映画界の鬼才、井筒監督が正しい映画を求めて今日も行く。」
本日紹介したのは映画は「ミュンヘン」です。(解説は、下記参照してください。)
本日、映画を鑑賞するのは、東京の渋谷にある「渋谷シネパレス」

(2006年2月10日放送より)
まず、第一声
「この映画も先週、(ホテル・ルワンダ)に続いてキツイね!」
ここで、映画の背景となった事件を紹介。
「ミュンヘンオリンピック事件」
1972年9月5日、ミュンヘンオリンピック開催中、パレスチナ・ゲリラ「ブラックセプテンバー黒い九月」によりイスラエル選手団11人が殺害されたというもの。
井筒監督「イスラエルの選手ヤラレたんや・・・。」
井筒監督「世界はその後を知らない!!イスラエルの情報機関がどういう処理をしたのか!!」
井筒監督「ちょっと興味ある。」
いつも通り自腹でチケットを購入し、場内へ。

(2006年2月10日放送より)
作品、鑑賞中・・・・・・。
上映終了。

(2006年2月10日放送より)
映画館のロビーで今回の作品「ミュンヘン」について語ります。
井筒監督「殺しまくってばかりでエエんかい・・・。真実か何か知らんけどね・・・。」
ここで、監督はイスラエル側とパレスチナ側、双方のコメントを紹介します。
(1)全米シオニスト(注1)連盟のメイア・ジョロビッツ理事長
「作品は本当に起きたことを描いていない。監督は創意にあふれすぎている。」と批判。(2006年1月6日、アルジャジーラより抜粋)
(2)襲撃を首謀したパレスチナのMohammed Daoud氏
「もし彼(スピルバーグ)があの作品を本当に平和への祈りにしたいのなら、シオニスト側だけに与するのではなく、両当事者の話を聞き事実を反映させるべき。」(2005年12月27日、ロイターより抜粋)
井筒監督「両方から言われてる!!」
井筒監督「その通り!和平の祈りになってへん!」
井筒監督「ユダヤとパレスチナの戦いがやむと思うか?」
井筒監督「作り過ぎてる。ウソっぽく見える。」と。
ボルテージの上がった監督は、生井亜美さんに熱く語ります。
と、ここで、監督から重大発表が、
井筒監督「殺し屋に会った事ある?」
井筒監督「俺は2、3回、あるよ!」
最後は「殺し屋」の話で盛り上がった監督でした。
そして、いよいよ、今回の作品「ミュンヘン」の評価は?
「和平の祈りになっとらん!」ということで、星は0個でした。
井筒監督「本場モンが観たい!!」

(2006年2月10日放送より)
VTRが終わり、続いてスタジオでのトークでは、監督の話に出演者一同は聞き入ります。
この作品のスピルバーグ監督に対して
井筒監督「ちゃんとした提言を出しなさいよ。何のメッセージもない!」
井筒監督「全世界に観ろよって言ったって無理だよ!」
井筒監督「スピルバーグが作家ならね!(史実として)じゃ、こういうことが実際にあったんだけども、僕はこう思うんだ。とちゃんと言いなさいよ!だめだよ、あんた。俺はそう思うね。何にもそういう事、描いていないよ。」
終始、吼えまくりの監督でした。
(2)伊集院光プレゼンツ「第6回ネット検索山崩し!」
(3)「虎の門、マイノリティリポート」
(4)ブラックタイガーのOAチェック
ブラック・タイガーことカンニング(竹山隆範さん)が「ブラックタイガーの一発ギャグを探せ!」を飛ばされたことに吠えていました。
資料
「ミュンヘン 」(2005)
ジャンル : 社会派ドラマ
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : アスミック・エース エンタテインメント
1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。
『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』に続き、スティーブン・スピルバーグが歴史の裏に隠された真実に迫る衝撃作。ミュンヘン・オリンピックで実際に起きたテロ事件をもとに、暗殺を命じられたイスラエルのメンバーたちの苦悩を緊迫感溢れる映像で映し出す。国家への忠誠心から仕事を冷徹にこなしていく一方、家族への愛や、暴力の応酬から生まれる恐怖など人間的な側面を描きながら、世界平和の意味を問う構成が秀逸。主演は『トロイ』のエリック・バナ、6代目ボンドを務めるダニエル・クレイグなど実力派が顔を揃える。(goo 映画HPより引用)
(注1)
「シオニスト」
イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しよう、あるいはユダヤ文化の復興運動を興そうとする運動団体。
2006年2月10日(金)25時20分~26時50分にテレビ朝日で放送された「虎の門」の内容を採録して再構成しています。「ミュンヘンオリンピック事件」、全米シオニスト連盟のメイア・ジョロビッツ理事長、パレスチナのMohammed Daoud氏のコメントは番組内でテロップとして表示されたものをそのまま引用しています。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.06
井筒監督、「ホテル・ルワンダ」を熱く語る

(2006年2月3日放送より)
「虎の門」テレビ朝日、毎週、金曜日(25時20分~26時50分の90分番組)この日は、ドラマ「恋人未満」(どこにでもいるような等身大の女と男の出会いからプロポーズまでの物語を5話連続(1月30日(月)~2月3日(金))のショートストーリーで送る10分番組。)の放送があり5分遅れの25時25分~26時55分放送でした。
★本日の出演者★
愛を歌う姐御シンガー123代目MC、「SILVA」さん。
サブMC、MEGUMIさん、勝俣州和さん。
井筒和幸さん、生井亜美さん、アンタッチャブル(柴田英嗣さん、山崎弘也さん)、野村真季アナ。
ゲスト、よゐこ(有野晋哉さん、濱口優さん)。
★オープニング★
アンタッチャブルとブラックタイガーことカンニング(竹山隆範さん)の「ブラックタイガーの一発ギャグを探せ!」
本日の番組ラインナップは
(1)「こちトラ自腹じゃ!」
(2)いとうせいこうプレゼンツ「第2回ヤマカンセンター試験!!」(25時55分ごろ)
(3)「虎の門、マイノリティリポート」
(4)ブラックタイガーのOAチェック(26時51分ごろ)

(2006年2月3日放送より)作品紹介する井筒和幸さんと生井亜美さん
いよいよ、映画をこよなく愛する映画人、井筒和幸監督の辛口批評で好評な「こちトラ自腹じゃ!」です。
本日紹介した映画は「ホテル・ルワンダ」。(解説は、下記参照してください。)
コーナー開始から、神妙な面持ちの井筒監督。
生井亜美さんの作品紹介がたどたどしかったことに出演者から笑みが、
間髪を入れず「あのね、笑いながら言う話じゃないですから・・・。」と
そして、VTRへ

(2006年2月3日放送より)
本日、映画を鑑賞するのは、東京の渋谷にある「シアターN渋谷」。
いつも通り自腹でチケットを購入し、場内へ。
作品、鑑賞中・・・・・・。

(2006年2月3日放送より)
作品を鑑賞後、映画館のロビーで感想を語ります。
「キツイ映画でしたわ。」
「ものすごい事実があった事を目を開かされた思い・・・。」
「ホテル・ルワンダを啓蒙していく映画」と評し、
「分かれよ!!」「こういう事あんねん分かりなさ!!」と
次に配給会社に対して一言。
「大きな(映画)配給会社、いっぱいあるけど「当たらへんのちゃうんか」とか、そんな理由で配給しなかった!」とチクリ。
この作品を一若者がネットで署名活動する、「大したもんでよ。」。
「日本という未開の地に啓蒙しようと思ってやってきた、この映画・・・。」
この日の監督の作品の評価は久々に作品に敬意を表して星は3つ(満点)でした。
最後に「辛くても見んねん、映画っていうのは!!」
最後までテンションの高い監督でした。
番組内でも井筒監督が何回か言っていましたが、地球上に生活している、わたしたちは、このような作品を観て、日本の有るべき姿をもう一度考える時に来ているのだと思いました。
今回、「虎の門」の好評企画「こちとら自腹じゃ」で紹介した映画は「ホテル・ルワンダ」でした。
この映画、正直なところ、テレビマンは番組を観るまでは知りませんでした。
当初、この作品は配給会社が決まらず日本での公開する予定はなかったようです。
ある若者が自身のHPで上映運動の署名活動を展開し、それに共鳴した支持者の署名が約4000通集まるなど次第にその機運が高まり、ようやく日本での公開に「こぎ着ける」ことができたそうです。(今のところ、上映している劇場が少ない為、全国で作品を鑑賞する機会はありません。テレビマンもチャンスがあれば観てみようと思います。)
以前にも述べさせていただきましたが、パソコンや携帯電話が普及する以前でしたらこのような展開にはならなかったと思います。このことは、『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会の活動日誌でも述べられています。インターネットという新たな情報発信手段により今回の作品が公開にまでこぎつけることが出来たのだと思います。
映画の配給は、その作品がヒットするかどうかは公開するまではわかりません。ですから、どうしても芸術性の高い作品などは敬遠されることが多くなります。当然、確実にヒットが見込まれるアメリカ映画(特に、ハリウッド映画)などを配給するということになってしまいます。
余談ですが、配給されなかった作品と言えば、テレビマンにも辛い経験があります。
1990年代、香港映画がブームとなった時、日本の配給会社は著名な俳優の作品ばかり(コメディ、アクションなど)を輸入して「香港でも芸術性の高い秀作」と言われる作品は配給されませんでした。当時、香港映画専門にビデオを輸入する商社がありましたので、そこで作品を購入して、言葉がわからないまま原版(広東語の台詞に北京語の字幕が入ったもの)を観たこともありました。
資料
1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙殺する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の命を救う。
「アフリカのシンドラー」と呼ばれたこの男性は、ルワンダの高級ホテルに勤めていたポール・ルセサバギナ。命を狙われていたツチ族の妻をもつ彼の当初の目的は、なんとか家族だけでも救うことだった。しかし、彼を頼りに集まってきた人々、そして親を殺されて孤児になった子供たちを見ているうちにポールの中で何かが変わり、たったひとりで虐殺者たちに立ち向かうことを決意。行き場所のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながら、1200人もの命を守り抜いた。本作は、家族4人を救うことを心に決めたひとりの父親が、ヒーローへと飛翔する奇蹟の過程を描いた実話である。
■おことわり■
「~族」という呼称は、差別を連想させるものとして、現在公式の場では使用されておりませんが、本作では話をわかりやすくするためにあえて使用しております。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
(「ホテル・ルワンダ」公式HPより引用)
作品の詳しい情報は
『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会(代表、ミズキ・ユータさんのブログです。)
「ホテル・ルワンダ」日本公開を応援する会
「ホテル・ルワンダ」公式HP
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.04
がんばれ相沢真紀さん(その6)

(2006年2月4日(土)放送より)
関東ローカル(東京近郊で東京キー局が受信できるエリア)で放送している番組に出演しているタレント「相沢真紀」さんの情報を全国に発信しようと企画した「がんばれ相沢真紀さん」の第6弾です。
レギュラーとして出演している日本テレビ、「あさ天、サタデー」(毎週、土曜日、5時00分~5時59分に放送しているニュース&お天気などの情報番組)」のコーナー企画、今週は「知ってナッ得のコーナー」です。
また、東京に新スポットが誕生です。
今回、相沢さんが取材に行ったのは、流行の最先端を発信する街、「表参道」に2月11日(土)に誕生する「表参道ヒルズ」です。
この「表参道ヒルズ」、地上6階、地下6階の建物で日本初出店の海外ブランドなど、個性的な93
店舗が入っています。(営業時間は午前11時~午後9時まで、レストランは午後11時がラストオーダー)
ちなみに、この場所は2003年(平成15年)まで、映画やテレビドラマのロケ地としても有名な同潤会青山アパートがありました。

(2006年2月4日放送より)
まず、本館3階のレストラン街から
「POIVRIER」(ポワヴリエ)
スパイスの専門店です。壁には約60種類のスパイスが並んでいます。お店にはレストランが併設され、他とはちょっと違ったスパイスの効いた料理を味わえます。
(1)「ポワヴリエカレー」(1,200円)
玄米や黒米などの雑穀米を使用しています。

(2006年2月4日放送より)
相沢リポート「かんでいるうちにスパイスの香りがふわっと口の中に広がってきて、でも、それが辛いという感じじゃなくて、うまみが増した辛さになる。」
(2)「タジン(クスクス付き)」(2,000円)
「R styIe by 両口屋是清」(アール スタイル バイ りょうぐちやこれきよ)
創業370年、名古屋の老舗和菓子屋が手掛ける和風カフェです。
このお店はあんにこだわっていて丹波地方で採れる小豆の中でも最高級とされる瑞穂産を使っています。
(1)「極味あんみつ(きわみあんみつ)」(800円)
瑞穂産丹波大納言小豆(みずほさんたんばだいなごんあずき)のあんがたっぷり入った極味あんみつは絶品の味です。あずきを煮た時に出た煮汁に砂糖を加えたシロップで頂きます。

(2006年2月4日放送より)
表参道のけやき並木を眺めながら、のんびりとした時間を過ごせるカフェです。
「MIST」(ミスト)
この「表参道ヒルズ」にしかない日本産の最高級厳選素材を使用したラーメンダイニングです。
麺はもちろん自家製で、国産の小麦粉だけを使っています。
(1)「塩柳麺}(1,250円)
続いて本館2階の「メンズファッション」フロアから
ファッションの街「表参道」にふさわしい個性豊かなお店が並んでいます。
「仕立て屋 STUDIO GHIBLI」(したてや スタジオ ジブリ)
スタジオ・ジブリのブランドが今回、初出店です。
映画「紅の豚」の主人公、ポルコ・ロッソをイメージした大人の男性の洋服を提案しています。
(1)シャツ(16,800円)

(2006年2月4日放送より)
相沢リポート「マックロ・クロスケだ!」「第1ボタンにも」「マックロ・クロスケがついていますね!」
ジブリのキャラクターをさりげなくあしらっていて遊び心もたっぷりのお店です。
最後は、本館、地下3階の「メンズホビー」フロアから
「KYOSHO OMOTESANDO」(キョウショウ オモテサンドウ)
ラジコンカーの専門店です。店内には常時200台以上のラジコンカーがあります。
そして、お店の奥には、日本初のサーキットとバーを併設したラジコンバーがあります。
(レンタカー+サーキット利用料500円(15分))
サーキットコースは全長20メートル。ラジコンカーはレンタルできますので誰でも気軽にビールを飲みながら楽しめます。

(2006年2月4日放送より)
相沢リポート「落ち着いて!落ち着いて!おっ!おっ!」
今回は取材するお店が多かったので、リポートも中途半端な格好になってしまいました。次回に期待したいと思います。
「がんばれ相沢真紀さん!」
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
2006.02.03
岡村隆史さん、騒動の顛末とは?
フジテレビ系「めちゃ2イケてるッ」、1月28日(土)放送分の「CX警察・企画」(ライブドア騒動の煽りを受けてお蔵入り、尺(時間)をうめるのに大変苦労していました。)や今回の「熊田曜子さん」との「写真週刊誌のパパラッチ騒動」など今年に入って話題には事欠かない「ナインティナイン」の岡村隆史さん。
先週の「オールナイトニッポン」の生放送でその真相を明らかにすると明言し、その後、熊田曜子さんの所属事務所の社長さんが「交際」を容認する発言まで飛び出すなど、その、去就が注目されていました。(今回の放送には、業界関係者もラジオの前で固唾を飲んで聞いていたことだと思います。)
緊迫した雰囲気の漂う中、2006年、2月3日(金)午前1時、放送がスタートしました。
果たして岡村さんは何を語るのか?
そして、第一声「個人的に大発表!?」があります。
岡村さん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
「岡村隆史35歳、佐清(すけきよ)役に立候補をしたいと思います!」
「え?!佐清(すけきよ)?」
実は、番組内での企画「佐清(すけきよ)」(注1)が先週をもって終了した矢先に、「犬神家の一族が30年ぶりにリメイク!」(注2)されるという報道を受けて発表されたものでした。
岡村さ~ん。( ̄д ̄) 頼みますよ。本当に。みんな待っているんですから。
リスナーのみんなが落胆していると、
そこへ、けたたましい電話のベルが。
もしや、お相手の熊田曜子さんから?o(^-^)o
「ふざけんなよ~!」相手は出川哲朗さんでした。(毎年、年末恒例企画「年末の恋愛スペシャル」で、ゲストとして岡村さんと恋愛論で激しいバトルを繰り広げています。)
「待ってろ!そっちに行くからな!」
恋愛の達人、出川さんも一連の騒動に何か言いたげな様子です・・・。
(以下省略します。)
このあと、今回の騒動の顛末を話していました。
さて、今回の騒動は、これ以上、発展をすることはないようです。
テレビマンは、タレントさん同士の恋愛については肯定的な立場です。
笑い芸人さんが、芸人になった動機として「異性にモテたかった。」と言う人が多いようです。(やはり、芸人さんも人間ですから異性にモテたいのは当たり前のことです。)
そんな、芸人さんの多い中、岡村さんのような考えの人は少ないのかもしれません。
岡村さんは、「今回、笑いの神様が怒ってはるんや!」という発言からもわかるように、以前から、「芸人にとって恋愛は邪魔なもの。」「芸がなおざりになる。」と公言しています。
過去にも、幾度かスキャンダルはありましたが、いずれも悲しい結果に終わっています。
人一倍、「恋愛に臆病」な岡村さんにとって今回の騒動もまた、そのひとつになってしまいました。
一方、某テレビ番組でのトーク中、「昨年のバラエティ番組の出過ぎにより、グラビアのオファーが激減したこと。」また、その反面「バラエティ番組とグラビアを両立させたい。」と語るなど、どこか、焦りを感じる熊田曜子さん。(もしや、その人気ぶりに陰りが見え始めてきたのでしょうか?)
結局のところ、今回は「ただの、お友達。」だった訳ですが、この騒動が熊田さんにとってマイナスのイメージにならなければよいと思います。タレントさん(特に女性タレント)は、一度、悪いイメージが定着すると、それを払拭するには、かなりのエネルギーが必要になります。もし、安易な方法として今回の騒動があるとしたら、それこそ陰りに拍車がかかることは間違いありません。熊田さんのことですから、そんな事はないですよね?
これからの、おふたりの活躍を心からお祈りいたします。
資料
(注1)
「すけきよ(佐清)」
「犬神家の一族」の物語に登場してくる松子の息子「犬神佐清」のこと。
戦争に出兵しますが顔を負傷して復員。登場した時のマスク姿とダミ声が話題になりました。映画では「あおい輝彦」さんが演じています。
オールナイトニッポンでは、岡村さんが、ダミ声でハガキ職人のネタを読み大好評の企画です。
(注2)
「犬神家の一族」(1976年、製作、角川映画、配給、東宝)
監督・・・・・市川崑
主演・・・・・石坂浩二 (金田一耕助)
横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む名探偵、金田一耕肋の活躍を描いたもの。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
先週の「オールナイトニッポン」の生放送でその真相を明らかにすると明言し、その後、熊田曜子さんの所属事務所の社長さんが「交際」を容認する発言まで飛び出すなど、その、去就が注目されていました。(今回の放送には、業界関係者もラジオの前で固唾を飲んで聞いていたことだと思います。)
緊迫した雰囲気の漂う中、2006年、2月3日(金)午前1時、放送がスタートしました。
果たして岡村さんは何を語るのか?
そして、第一声「個人的に大発表!?」があります。
岡村さん キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
「岡村隆史35歳、佐清(すけきよ)役に立候補をしたいと思います!」
「え?!佐清(すけきよ)?」
実は、番組内での企画「佐清(すけきよ)」(注1)が先週をもって終了した矢先に、「犬神家の一族が30年ぶりにリメイク!」(注2)されるという報道を受けて発表されたものでした。
岡村さ~ん。( ̄д ̄) 頼みますよ。本当に。みんな待っているんですから。
リスナーのみんなが落胆していると、
そこへ、けたたましい電話のベルが。
もしや、お相手の熊田曜子さんから?o(^-^)o
「ふざけんなよ~!」相手は出川哲朗さんでした。(毎年、年末恒例企画「年末の恋愛スペシャル」で、ゲストとして岡村さんと恋愛論で激しいバトルを繰り広げています。)
「待ってろ!そっちに行くからな!」
恋愛の達人、出川さんも一連の騒動に何か言いたげな様子です・・・。
(以下省略します。)
このあと、今回の騒動の顛末を話していました。
さて、今回の騒動は、これ以上、発展をすることはないようです。
テレビマンは、タレントさん同士の恋愛については肯定的な立場です。
笑い芸人さんが、芸人になった動機として「異性にモテたかった。」と言う人が多いようです。(やはり、芸人さんも人間ですから異性にモテたいのは当たり前のことです。)
そんな、芸人さんの多い中、岡村さんのような考えの人は少ないのかもしれません。
岡村さんは、「今回、笑いの神様が怒ってはるんや!」という発言からもわかるように、以前から、「芸人にとって恋愛は邪魔なもの。」「芸がなおざりになる。」と公言しています。
過去にも、幾度かスキャンダルはありましたが、いずれも悲しい結果に終わっています。
人一倍、「恋愛に臆病」な岡村さんにとって今回の騒動もまた、そのひとつになってしまいました。
一方、某テレビ番組でのトーク中、「昨年のバラエティ番組の出過ぎにより、グラビアのオファーが激減したこと。」また、その反面「バラエティ番組とグラビアを両立させたい。」と語るなど、どこか、焦りを感じる熊田曜子さん。(もしや、その人気ぶりに陰りが見え始めてきたのでしょうか?)
結局のところ、今回は「ただの、お友達。」だった訳ですが、この騒動が熊田さんにとってマイナスのイメージにならなければよいと思います。タレントさん(特に女性タレント)は、一度、悪いイメージが定着すると、それを払拭するには、かなりのエネルギーが必要になります。もし、安易な方法として今回の騒動があるとしたら、それこそ陰りに拍車がかかることは間違いありません。熊田さんのことですから、そんな事はないですよね?
これからの、おふたりの活躍を心からお祈りいたします。
資料
(注1)
「すけきよ(佐清)」
「犬神家の一族」の物語に登場してくる松子の息子「犬神佐清」のこと。
戦争に出兵しますが顔を負傷して復員。登場した時のマスク姿とダミ声が話題になりました。映画では「あおい輝彦」さんが演じています。
オールナイトニッポンでは、岡村さんが、ダミ声でハガキ職人のネタを読み大好評の企画です。
(注2)
「犬神家の一族」(1976年、製作、角川映画、配給、東宝)
監督・・・・・市川崑
主演・・・・・石坂浩二 (金田一耕助)
横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む名探偵、金田一耕肋の活躍を描いたもの。
ブログランキングにご協力くださ~い。

クリックしてね。

クリックしてね。

クリックしてね。
| Home |