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「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)

フジテレビ、毎週、土曜日、6時30分~8時30分放送。

出演、パンチ佐藤さん、渡辺和洋アナ、戸部洋子アナ、江上 剛さん、小林麻央さん、伊藤利尋アナ、八塩圭子さん、高樹千佳子さん。

7時58分頃から放送された「一週間ココまで調べました」のトレンドココ調から。

「オリジン弁当」魅力のヒミツは?

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「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)

「一人暮らしで野菜を食べる機会があまりない。」
そこには、都会ならではの食生活にひみつがありました。
フジテレビ、戸部洋子アナのリポートです。

まずはじめに「オリジン東秀」(注1)とはどんな会社なのか?
「オリジン東秀」は首都圏を中心にお惣菜やお弁当を販売しているお弁当チェーンで2005年3月23日に東京証券取引所、第2部に上場しています。

トレンド、ここ調 しらべ
インターネットと街頭アンケートから「よく利用するテークアウト・フードは?」

(1)テーク・アウト・フードの主な客層
コンビニ、主に女性で20代~40代
牛丼店、主に男性で20代~40代
ファーストフード、主に男性・女性20代~30代

(2)「オリジン弁当」利用者の客層
年代比、10代、4%。20代、30%、30代、37%、40代、26%、50代、3%。
男女比、男性54%、女性、46%。

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「めざましどようび」(2006年2月25日放送より)

今回、取材したのは東京都中野区。「オリジン弁当」魅力のヒミツを来店するお客さんにリサーチしていました。

(1)お昼時
お店周辺の会社員が来店しているお客さんにインタビュー。
男性会社員「種類が豊富で選ぶことができるので「オリジン弁当」を使っている。」
女性会社員「コンビニだとどうしてもパックでしかないんですが・・おかずがいっぱいあるからちょっとずつ食べられる。」

ここで、テークアウト・フード業界16社に「品揃えについて」のアンケート
「オリジン弁当」約80種類。
「ファーストフード」約70種類。
「コンビニ」約60種類。
「牛丼店」約23種類。

(2)午後5時35分過ぎ
店内は少量パックのお惣菜を手にする女性の姿が、
女性「一人で食べられる範囲で。」
女性「量って、私はこれぐらいで十分ですから、あと、家にご飯とお味噌汁がありますので十分足ります。」
戸部アナN「オリジン弁当」はお惣菜を1g単位で量り売りしてくれる。ひとり暮らしのお年寄りが増える中で、家庭的なお惣菜を食べる量だけ買うことができる。これが、お年寄りに人気のひみつのようです。中には、こんなお客さんが」
女性「もう一品おかずが足りない時に助かります。働いていると、どうしても3品も作れない。」

(3)午後7時53分過ぎ
戸部アナ「OLさんが中で買い物をしていますね。」
戸部アナが取材の為、直接、店内に入ります。
戸部アナ「普段はどんなものを買ってるんですか?」
OL「バランスを考えて・・・、酢の物とかあまり自分では作らないので。」
戸部アナN「ひとり暮らしだと、つい、忘れがちな家庭の味をいつでも味わうことができる、これが若い女性にも人気のひみつなのでは?」
OL「普通のお弁当では割とお肉とか魚が多くて、お野菜少なかったりするんですけど、ここだと自分で選んで野菜を多めにとか。バランス良く選べる。」
戸部アナN「さらに、カロリーや栄養成分が細かく表示されているのも、日々の健康管理を気にする女性にもうれしいサービス。」

(3)深夜12時22分頃
今度は男性客の姿が目立ちます。
「オリジン弁当」は24時間営業。午前0時より午前1時までの間に来店した客層16人中、独身男性は11人という結果に。
「なぜ、「オリジン弁当」を選ぶのか?」
男性客「一人暮らしで野菜を食べる機会があまりないので・・。「オリジン弁当」だと種類も豊富なので体にいいかな~と。」

アンケート「独身男性が「オリジン弁当」を利用する理由」
1位、「健康への気づかい。」
2位、「営業時間が長い。」
3位、「品ぞろえが豊富。」

男性客「作りたてなので温かいし、おいしい。作っているところも実際に見られるし温かい感じはします。」
戸部アナN「「オリジン弁当」はお惣菜もお弁当もすべて「まごころ」のこもった手作り。「炊きたてほかほかごはん」をその場で握ってくれる「大きなおにぎり」は、「オリジン弁当」のシンボルなんだとか?外食に頼りがちなひとり暮らしのサラリーマンのお腹と心を温めてくれます。」

最後に「あなたがテークアウト・フードに求める事は?」というアンケートに
1位、「品ぞろえが豊富。」
2位、「健康志向の食材。」
3位、「営業時間が長い。」
でした。

(番組の内容は、放送されたものを採録して再構成しています。)


番組内で「ドン・キホーテが「オリジン弁当」の店舗展開をしている「オリジン東秀」の買収から撤退しイオンに全株を売却。」するというニュースに関連して「一週間ココまで調べました」のトレンド、「「オリジン弁当」魅力のヒミツは?」はタイムリーな特集だったと思います。
今回の買収問題は、百貨店、スーパー、コンビニと小売業の売り上げが頭打ちの状態で、「小売業」の店舗展開と大量販売に限界が来ていることを象徴する出来事でした。
 番組内でその魅力をアンケート、インタビュー、直接取材などで徹底分析していましたが、首都圏を中心に店舗展開している企業でしたので、店舗展開していない地域にお住まいの方にはちょっとピンとこない内容だったかもしれません。(また、「オリジン弁当」は首都圏にて店舗展開しているので、地方での消費動向とは必ずしも同じとは限りません。)
 皆さんも、コンビニ、スーパーマーケットなどに買い物に行かれた経験があると思います。
当然、何処のお店にもお弁当、お惣菜売り場はあります。
 しかし、定番商品(いつもある商品)のみで目新しさを感じなかった経験はありませんか。
例えば、スーパーマーケットの場合、多店舗展開しているところは、お弁当、惣菜売り場の商品は、あらかじめ定番となる商品を決定し食材の配送計画、販売予想を立てて製造していますので、容易には新開発商品の投入という訳には行きません。
 ここからはテレビマンの推測と予測ですが、今回は、「「オリジン弁当」を展開している「オリジン東秀」が、「イオン」グループ入りすることで決着しましたが、今後、良きパートナーとなった「イオングループ」としては加速度的に「オリジン弁当」をINショップ化する計画だと思います。
店内に店舗展開すればそれだけ商品のバリエーションが拡がり消費者の選択肢の幅もひろがります。
いっそのこと、イオングループが店舗展開している地域と「オリジン弁当」の店舗展開している地域で重複している店舗の弁当、惣菜部門は、「オリジン弁当」のINショップ化により縮小するなどの大胆な改革がなされるのではないでしょうか。(そのメリットとしてその場で製造、販売などで商品のロスが減り効率がよいです。)また、ある種、対面販売で消費者のニーズを的確に把握することもできます。
コンビニ業界ではすでに、「中食」(注2)に対する商品開発の強化や地元限定の独自商品の開発に着手しています。(スーパーマーケットも対応を迫られていたのだと思います。)
こらからの消費者動向を考えると、少子、高齢化により大量販売は見込めません。今回の出来事は「イオングループ」が総合スーパーから「専業に特化する形での店舗運営」をする時に来ていることを予感させるものでした。


資料
(注1)
「オリジン東秀株式会社」

設立 1966年(昭和41年)9月
資本金 31億2,253万円(2005年3月31日現在)
代表者 代表取締役社長 山崎泰弘
上場 東証二部(上場日:2005年3月23日)
年商 474億4,059万円(2005年3月期実績)
従業員数 正社員421名(役員を除く)
パートタイマー 4,647名(2005年3月末日現在)
事業内容
(1)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジン弁当」の経営
(2)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジンダイニングごはん屋」の経営
(3)持ち帰り惣菜・弁当店「オリジンダイニングZ.E.N」の経営
(4)中華料理店「東秀」の経営
(5)チャーシュー麺専門店「香雅」の経営
店舗数
「オリジン弁当」531店舗
「オリジンダイニングごはん屋」3店舗
「オリジンダイニングZ.E.N」10店舗
「プラザ24」1店舗
「東秀」58店舗
「香雅」1店舗
(2005年3月末日現在)
(「オリジン東秀」HPより引用)
ちなみに、店舗展開している地域は東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県です。

(注2)
「中食(なかしょく)」

持ち帰り弁当、お惣菜等そのまま食事として食べられる状態に調理されたものを家などに持ち帰って利用するもの。

中食の種類
(1)弁当類・・・弁当、おにぎり、寿司(出前は除く)。
(2)調理パン類・・・サンドイッチ、ハンバーガー、ピザ、中華まんじゅう(あんまんは除く)、ピロシキ等(菓子パンは除く)。
(3)麺類・・・そば、うどん、中華麺、焼きそば、焼きうどん、スパゲッティー等の副食的調理食品。
(4)惣菜類・・・サラダ、煮物、焼き物、炒め物、あえ物、蒸し物、揚げ物(ファーストフード店で購入したフライドチキン等(持ち帰り)も含む。)

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