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「スーパーニュース」フジテレビ、毎週、月曜日~金曜日、16時55分~19時00分に放送しているニュース番組です。(16時55分からの放送は、関東ローカルでのみ、その他のネット局はそれぞれ開始時間がまちまちだと思います。)
出演、メインキャスターは安藤優子さん、木村太郎さん、須田哲夫アナ、西山喜久恵アナ、文化・芸能コーナーは吉崎典子アナ、スポーツコーナーは永島昭浩さん(月、火、水)と舞の海秀平さん(木、金)、お天気コーナーは石原良純さん、三井良浩さん。

フジテレビ、スーパーニュース「スーパーリポート」
「レジ袋を減らせ、変化する買い物事情」というリポートを放送しました。

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「スーパーニュース」(2006年3月30日放送より)

須田アナ「年間300枚。この数字何だかわかりますか?実は、国民ひとり当たりが、1年間に使うレジ袋の数なんです。この程、国会に提出されたのは、このレジ袋が有料になるかもしれないという法案でした。」
N「ごみの削減を目標とした「容器包装リサイクル法」の改正案が、国会に提出されました。法改正されると、スーパーやコンビニエンスストアーは、レジ袋をどのくらい減らすかと目標を与えられ、守らない場合は、行政指導を受けることになります。そのため、店側は、レジ袋の有料化や袋を受け取らなかった人に割引券を配るなどの対応を迫られることになるのです。」

「レジ袋、有料化について」消費者は・・・

賛成派女性「仕方ないと思います。環境のこととか考えたら。」
賛成派男性「もらわない人も増えると思うし良いと思います。」
反対派女性「そこの物を買ったのに、なぜ袋にお金を出さなきゃいけないのかな。とは思います。」
N「インタビューした21人の中、半数の13人が有料に賛成の意見でした。」

ここで、結婚後、日頃から買い物バッグを持参しているタレントの渡辺満里奈さんへのインタビュー。

次に買い物バッグを専門に扱っている通販会社では、

N「また、買い物バッグを専門に扱っている通販会社では、レジ袋が有料になるかもしれないという情報が流れると、注文が倍になったといいます。人気の秘密はこれ。」

レジバッグ、ドットコム(番組で紹介された会社、http://www.regi-bag.com/)(大阪)
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「スーパーニュース」(2006年3月30日放送より)

担当者「カバンの中にこうやって入れておいて頂いて、で、あの、スーパーに行って精算の時に出して頂いて、スーパーの受け手になるカゴの方に、こうやってセットして頂いて、で、精算係の方に、どんどん商品を入れて頂いて、精算が終わったたら、簡単に取り外して持って帰ることが出来ます。はい、これで帰れます。」

N「レジ袋の有料化と言えば4年前、レジ袋1枚に付き5円課税するレジ袋税の導入で議会が紛糾した杉並区。今はどうなっているのでしょうか。」

N「昼、弁当を買って区役所に戻る職員たち、何故かほとんどの人が弁当を袋に入れておらず、そのまま持って歩いています。お店に行ってみると。(レジで袋を断っている女性職員の姿)
区民の模範となるよにレジ袋を断っているという杉並区の職員、実は肝心のレジ袋税の実施はされておらず、まず、レジ袋を減らす運動を試みてから税の導入時期を決めるのだと言います。
杉並区のスーパーでは、レジ袋を受け取らなかった人に1枚4円相当のシールを配布。」

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「スーパーニュース」(2006年3月30日放送より)

杉並区民の女性A「集めてます。楽しいから、少しでも環境に良いかなと。」
杉並区民の女性B「家の中で白いスーパーの袋のゴミがなくなった。」

N「ところが、取材中、レジ袋を断ったのは、およそ10人に1人の割合でした。」

N「これは、運動を始めて3年間のレジ袋削減率の推移。去年の削減率はおよそ35%に達したものの目標値との差は年々開いてる状況です。」

杉並区担当者「ご協力をお願いします。というところまで、やっても、これくらいが精一杯かなと。モラルに訴える運動だけでは、これ以上削減率を上げるの、はやはり難しいのでは。」

一方、お隣の韓国では、

N「一方、7年前にレジ袋の有料化に踏み切った韓国。」

現地リポーター「ここは、韓国でも典型的なスーパーマーケットです。わたしもコーヒーを5つ買ってみます。」
店員「袋は必要ですか?」
リポーター「はい。」
N「レジ袋が必要だと答えると。」
リポーター「(レシートを見せて)今、レシートを受け取りましたけれど、一番上の段に確かに袋代も含まれています。」
N「50ウォン、日本円でおよそ5円が加算されていました。」
ソウルの女性市民A「レジ袋が有料になってから袋を受け取っていない。」
ソウルの女性市民B「買い物バックを持ち歩いている。」
N「デパートなどの大型店でレジ袋を受け取った人は、2001年には、およそ半数の48%でしたが、2004年には4分の1(24%)にまで減少、レジ袋の有料化がからりの削減につながりました。」
N「日本では、今年、レジ袋の削減目標が話し合われ、法改正が決まれば来年から実施されます。」

※内容は、放送されたものを、採録して再構成しています。

コンビニやスーパーマーケットなどで買い物をした後、その商品を入れる為に貰うレジ袋ですが、「容器包装リサイクル法」の施行以来、削減の根本的な解決方法が見つからないのが現状のようです。その理由として「レジ袋有料化など、お客様にサービスの低下と受け取られることによる客数減が心配で踏み切れないのが現状です。」とのこと。
この論理は、過去に、大手飲料メーカーが自動販売機で販売している缶商品の値上げ(ワンコインの100円から120円にするとき)の時や500mlのペットボトルを発売する時と、全く同じケースです。当時、大手飲料メーカーとしては、実質上の値上げに対する販売数減少などの不安から、なかなか踏み切れなかった経緯がありました。現在では、自動販売機で商品を購入するときに、値段を一々確認する人はいなくなりました。(ディスカウントで販売しているものは別として)今となっては、メーカーの取り越し苦労ということになるのですが、値上げによる販売数が減少するということは、企業の存続にも影響することなので、先行して実施に踏み切るまでには、かなりの葛藤があったに違いありません。
今回のケースも、小売業界にとっては、まさに死活問題であり、どこが、先んじてやるかに焦点が絞られます。
 しかし、消費者のインタビューにもあるように、昔と違い、多くの公共団体が指定のゴミ袋を採用している状況では、レジ袋がゴミ袋の代用とはならず、実際にはゴミとなり、公共団体のゴミ処理の負担になっていることを考えると、「無料レジ袋」は過剰サービスということも言えなくもありません。
いっそのこと、ポイントカードのポイントと交換でエコレジバックを配布した方が消費者としては有難いサービスかもしれません。


資料

(1)番組で紹介された「レジバッグ、ドットコム」のブログより

2006年03月30日
テレビに登場
フジテレビのスーパーニュースにレジバックが紹介されました
ワーイワーイ
テレビの反響はすごいです
テレビを見て頂いた方々から沢山のお問い合わせを頂いております!
有難うございます有難うございます
とともに、みな様の環境に対する意識レベルの高さを痛感させて頂きました!
うれしいです
これからも、皆様に喜んで頂けさらにおしゃれで地球に優しい商品展開を目指して努力してゆきますので
今後とも宜しくお願い致します。
(レジバックBLOGより引用)


(2)レジ袋

 ポリエチレンで作られた袋で、国内で消費される半分以上が輸入。省資源化やごみの減量化によって、5年前より約20%薄くなっている。使用済みのレジ袋は、約半数の市町村でプラスチックごみとして分別収集され、プラスチック製品や原料油などとして再利用されている。残りの市町村では、焼却されたり、埋め立てられたりしている。海外では、02年に韓国でデパートやスーパーが業界内で自主的に協約で有料化を決めた。台湾では法律で有料化を規定。アイルランドでは、レジ袋配布時に税金を徴収している。(asahi.comのHP「レジ袋、07年にも有料化 法整備で促進 環境省方針」(2005年06月10日)より引用)

(3)「容器包装リサイクル法」の改正案

平成18年3月9日

「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の一部を改正する法律案」について

 「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」、いわゆる「容器包装リサイクル法」につきましては、平成7年に施行されてから、ペットボトルの回収率が大きく伸びる等、容器包装廃棄物の分別収集及び再商品化を進展させてまいりました。
 こうした成果を踏まえつつ、今後、国、地方公共団体、事業者、消費者等すべての関係者の協働の下、容器包装廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を効果的に推進するとともに、容器包装廃棄物の再商品化の合理化を図るため、現行法の改正案である「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律の一部を改正する法律案」を平成18年3月10日(金)に閣議決定し、第164回国会に提出することとなりました。
1.法律改正の目的
 容器包装廃棄物に係る排出の抑制及び再商品化の合理化を促進するため、容器包装利用事業者による排出の抑制を促進するために必要な指導、助言、勧告等の措置を導入するとともに、質の高い分別収集により、再商品化の合理化に寄与した市町村に対して事業者が金銭を支払う仕組みを創設する等所要の措置を講ずる。

2.法律案の概要
(1)容器包装廃棄物の排出抑制の促進
[1] 消費者の意識向上・事業者との連携の促進
 環境大臣が「容器包装廃棄物排出抑制推進員」を委嘱。推進員は、排出の状況や排出抑制の取組の調査、消費者への指導・助言等を行う。
[2] 事業者に対する排出抑制を促進するための措置の導入
 小売業等について、「事業者の判断の基準となるべき事項」を主務大臣が定めるとともに、一定量以上の容器包装を利用する事業者に対し、取組状況の報告を義務付け、取組が著しく不十分な場合は勧告・公表・命令を行う措置を導入する。
(2)事業者が市町村に資金を拠出する仕組みの創設
 事業者が、再商品化の合理化に寄与する程度を勘案して算定される額の資金を市町村に拠出する仕組みを創設する。

(3)その他の措置
[1] 再商品化の義務を果たさない事業者に対する罰則の強化
 再商品化の義務を果たさない事業者(いわゆる「ただ乗り事業者」)に対する罰則を強化する。
[2] 円滑な再商品化に向けた国の方針の明確化
 廃ペットボトルの国外への流出等にかんがみ、「再商品化のための円滑な引渡し等に係る事項」を基本方針に定める事項に追加して国の方針を明らかにする。
(環境省HP、報道発表資料より引用)

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