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(TBS、6月23日放送のCMより引用)

 今年の夏、大注目の映画「日本沈没」の公開がいよいよ7月15日(土)に迫りました。
コラムに掲載予定の「所萬遊記(TBS)」(2006年6月23日(金)25時30分~26時00分放送)の録画をチェックしていたら映画「日本沈没」のCMを発見。

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(TBS、6月23日放送のCMより引用)

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(TBS、6月23日放送のCMより引用)

日本沈没」公式HP
7月15日(土)全国東宝系ロードショー

そこで、早速、調査を開始。
公式HPを見ていたら「LIFE BOAT」なる言葉を見かけました。

「LIFE BOAT」とは、「救命ボート」という本来の意味に加え、「援助基金」「地球を救う」「生命も共同体」という意味を込めました。
「今回の映画製作のプロセスを通じて、我々スタッフ一同は、“自然災害の恐ろしさや残酷さ”について、深く考えさせられました。それは、“もし、それが起きてしまったら・・・”そして、“それを未然に防ぐことはできないのか?”という二つの側面です。そこで映画「日本沈没」製作委員会(TBS/東宝/セディックインターナショナル/電通/J-dream/S・D・P/MBS/小学館/毎日新聞社)は寄付金制度“LIFE BOAT”を設立します。そして、「起きてしまった場合」の災害援助に備える日本赤十字、また「起きないようにする」ための環境破壊を防ぐ地球環境基金、という二つの団体に寄付をします。」(映画「日本沈没」公式HPより引用)

「LIFE BOAT」の寄付金からの寄付金は・・・?

※ 製作出資各社の利益の一部。
※ FRED、GIVENCHY ほか、賛同する企業からの寄付。
※ 関連グッズ(LIFE BOATオリジナル・ロゴ・マーク入りに限る):商品販売額の2%相当額に、売り上げ個数を乗じた金額。
※ コールマン ジャパン提供による劇中使用のキャンピング・グッズ等を、NTTレゾナント「goo」サイトにてネット販売した売り上げから販売手数料、物流諸経費等の必要経費を除いた全額。」とのこと。 (映画「日本沈没」公式HPより引用)

LIFE BOAT チャリティーショップ

 また、東宝では、これに合わせて「LIFE BOAT」ブレスバンド付き前売り券を発売。

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「LIFE BOAT」ブレスバンド

「4月22日(土)より日本全国劇場限定3万個発売!! LIFE BOAT ブレスバンド付き
劇場前売券 1300円(税込)(※バンドの色は2色からおひとつお選び下さい)
 全世界で、日常的に起こっている自然災害。
“明日おこるかも知れない災害”に備え、我々には一体何が出来るのか?
自分達が生きるために、そして不幸にも災害に遭った人々の手助けをするために、今我々がすべき事は何なのか?
 我々は、「日本沈没」という映画を通じて、このメッセージを世界に向けて発信したいと思います。そして、この思いを皆で共有したいというコンセプトを“LIFE BOAT(ライフボート)”と名付け、様々な取り組みをしていきたいと考えています。
この<ライフボート・ブレスバンド>は、万が一の時に連絡を取り合える、災害時伝言ダイヤルのナンバーを刻印したブレスバンドです。これを機に、少しでも防災に興味を向けてもらえれば幸いです。」(映画「日本沈没」公式HPより引用)

 エンターテインメントとしての映画が、このような活動に一役買うということは、映画を愛する者にとっては喜ばしいことだと思います。旧作の「日本沈没」でも感じましたが、今年に入っての度重なる地震のことを思うと、「災害援助」「環境破壊」など、改めて考えさせられる問題だと思います。
 今回の映画、旧作のリメーク作品とは言え33年の時を経て日本全国には、当時とは比べ物にならない程に「過度の土地開発」や「高層建築物の乱立」があります。また、昨年の「耐震強度偽装問題」などもあり、みなさんの関心は高いと思います。
 そこで、今回公開される映画「日本沈没」を観る前に、是非、チェックしておきたいのが旧作の「日本沈没」(1973年12月29日公開)。当時の世相を反映した作品に違う印象を持たれることと思います。


映画「日本沈没」(旧作)

 また、今回の公開に合わせてTBS系で放送されたドラマ「日本沈没」(1975年10月6日~1975年3月30日放送)もDVDで発売(7月7日予定)されるとのこと。合わせてご覧になるのも良いかもしれません。


「日本沈没 TELEVISION SERIES プレミアム・ハザードBOX 」


小説「日本沈没」


「1/60 深海探査艇 わだつみ2000 ディスプレイモデル 」
7月20日発売予定、予約受付中。



資料

原作となった小説
「1973年光文社カッパノベルスより上下2巻にて刊行され、上巻が204万部、下巻が181万部(計385万部)のベストセラーとなる。小松は1億2千万円の収入を得て、文壇長者番付の5位にランクイン。1974年、第27回日本推理作家協会賞を受賞。第5回星雲賞日本長編部門を受賞。
 当初は複数巻となる予定だった長編を出版社の要請で短縮し、上下巻としたためにダイジェストとの批判を受けたことも。
 元々は日本人が放浪の民族になったらどうなるかをテーマに据えており、日本沈没はその舞台設定で、地球物理学への関心はその後から涌いたものだという。難民となって世界に散っていった日本人を描く第2部の構想(仮題は『日本漂流』)もあったが(実際下巻の最後に「第1部・完」と書かれている)、下巻発刊後、長い間執筆されることはなかった。しかし、2006年の再映画化に合わせ谷甲州との共著という形で2006年中に出版する予定となった。このテーマには思い入れがあったようで、日本沈没の前に書かれた小松左京の別長編『果しなき流れの果に』にも、短いエピソードとして国土を失った日本人の行く末が触れられている。 また,テレビでの対談においても,続編の構想について質問された際、「日本沈没時、大量に発生した火山灰のため地球全体が寒冷化し、地球規模の食糧不足となり、そのような状況の元、世界各地に散らばった日本を離れた日本民族がどうなるか?を考えていたが、昨今の火山の噴火に伴う同様の状況の現出など、あまりに現実的すぎるテーマとなってしまい筆が進まないでいる」という趣旨の回答をしている。
 本作がベストセラーになった背景には、高度経済成長が一段落し、1973年の狂乱物価とも言われたインフレ、石油ショックなどの社会不安があった。そうした風潮の中でノストラダムスブーム、終末ブーム、超能力ブームの一環として語られることも多い。
 ちなみに、東宝の田中友幸プロデューサーは刊行と同時に本作を読んで映画化権を取得した。また、2006年公開のリメイク版で本編監督を務める樋口真嗣が「自分が映画製作を志すきっかけとなった作品」と語っている。」


映画「日本沈没」(リメイク)2006年7月15日公開予定。

ストーリー
 日本海溝近辺の大規模な地殻変動により、日本列島のほとんどが海中に沈没するという驚愕の予測が下った。その予測を裏打ちするかのように、各地の火山が噴火、M(マグニチュード)8以上の大地震が次々と起こる。Xデーが避けられないと悟った政府は、諸外国に日本人の受け入れを要請する。東京、大阪、横浜、神戸、函館から出航する国外脱出を急ぐ人々を載せた大型船を、地震によって発生した巨大津波が襲う。
 1億2千万の日本人は、どこへ逃れるのか?どこへ向かうというのか?日本全土が極限状態のなか、人々は何を守り、何を救おうとするのか…。 (goo映画より引用)

製作:TBS
配給:東宝
協力:東京消防庁、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学地震研究所、防衛庁、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊

スタッフ
製作:濱名一哉
監督:樋口真嗣
特技監督:神谷誠
特技統括/監督補:尾上克郎 
原作:小松左京
脚本:成島出、加藤正人
音楽:岩代太郎
主題歌:「Keep Holding U」(作詞作曲:久保田利伸、歌:SunMin thanX Kubota(久保田利伸))

キャスト
小野寺俊夫:草剛
阿部玲子(ハイパーレスキュー隊員):柴咲コウ
田所雄介博士:豊川悦司
結城慎司:及川光博
避難民少女美咲:福田麻由子
結城の妻:佐藤江梨子
山本尚之総理大臣:石坂浩二
野崎亨介内閣官房長官:國村隼
自衛隊の隊長:ピエール瀧
鷹森沙織危機管理担当大臣(文部科学大臣兼任):大地真央
その他:柄本明、吉田日出子、和久井映見、遠藤憲一、役所広司


映画「日本沈没」(旧作)1973年12月29日公開。

配給:東宝
配給収入:約40億円
観客動員数:約880万人

スタッフ
製作:田中友幸、田中収
原作:小松左京
脚本:橋本忍
音楽:佐藤勝
チーフ助監督:橋本幸治
監督助手:大河原孝夫
監督助手:浅田英一
特撮監督:中野昭慶
監督:森谷司郎

特別スタッフ
地球物理学(東大教授):竹内均
耐震工学(東大教授):大崎順彦
海洋学(東大教授):奈須紀幸
火山学(気象研究所地震研究部長):諏訪彰
作家:小松左京

キャスト
田所雄介博士:小林桂樹
小野寺俊夫:藤岡弘
阿部玲子:いしだあゆみ
幸長信彦助教授:滝田裕介
中田一成秘書官:二谷英明
邦枝助教授:中丸忠雄
片岡:村井国夫
結城達也:夏八木勲
山城教授:高橋昌也
吉村秀夫:神山繁
渡老人:島田正吾
山本総理:丹波哲郎
竹内教授:竹内均(事実上本人役)
その他:中村伸郎、地井武男、名古屋章、中条静夫、加藤和夫、内田稔 他


テレビドラマ「日本沈没」

1974年10月6日から1975年3月30日まで、TBS系で全26回に亘って放送された。

小説では中盤に大地震の発生によって大ダメージを受ける東京が最後の方まで無傷だったり、幸長助教授が話の途中で出てこなくなり、代わりに野末技官が田所博士に協力する、といったドラマ独自の話の展開があり、ラストシーンも小説や映画と大幅に違っている。

スタッフ
企画:田中友幸
プロデューサー:斉藤進、小倉斉、橋本洋二、安田孝夫
監督:長野卓、金谷稔、福田純、西村潔、山際永三、真船禎
脚本:山根優一郎、石堂淑朗、長坂秀佳
音楽:広瀬健次郎
主題歌:『明日の愛』(作詞:山口洋子、作曲:筒美京平、歌:五木ひろし)

キャスト
小野寺俊夫:村野武範
阿部玲子:由美かおる
田所雄介博士:小林桂樹
幸長信彦助教授:細川俊之
中田一成秘書官:黒沢年男
邦枝助教授:山本圭
結城達也:橋本功
山城教授:佐々木孝丸
野末技官:佐原健二
松川総理大臣:山村聡
吉村秀夫:仲谷昇
辰野記者:田中邦衛
渡老人:中村雁治郎
秋本夫妻(アパートの管理人):鳳啓助、京唄子
その他:丹阿弥谷津子、沢田亜矢子、岡本信人、穂積ぺぺ 他
ナレーション:内藤武敏

(資料は新作のストーリーを除き、その他はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用))


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