| Home |
2010.09.23
「B-1グランプリの舞台裏で交錯する男たちの熱き思いとは?(その2)」
「Mr.サンデー(フジテレビ系)」(2010年9月19日(日)22時00分~23時15分放送)から
(その2)
(ナレーション、小野寺一歩さん)
N「しかし、自らキャラクターをなりスタッフを引っ張る鈴木さんにとって、去年の好成績は決して良い思い出ばかりではなかった。」
「鈴木康正さん(49歳)」
鈴木さん「昨年がね。何といっても3位だったもんですから。これがマグレ当たりだと言われないように。」
〇「山間の養蜂場(岡山県津山市)」
N「本業は養蜂家の鈴木さんは、これまでも地元、津山の為、さまざまな街おこしを計画してきた。そのひとつがB-1グランプリ出場だったのだが・・・。」
〇「津山市内のとある食堂(はしの飲食店)」
店の前には大勢の行列が出来ている。
N「3位の称号を得て、いきなり押し寄せた人並みで小さな街の住民は、ただ圧倒されるだけだった。・・・はじめて見る満席の店内。はじめて見る街道の渋滞。」
ホルモンうどん店、店主「行列なんて、うち出来たことなかったですけど。もう、びっくり言うか。そんなこと夢にも思っていなかったんで。本当、うろたえますね。」
N「結局、この街は千載一遇のチャンスを活かしきれなかった。」
〇「元書店の空き店舗(津山市内)」
N「鈴木さんは、今、店じまいした書店の跡地に「鉄板焼き」の屋台を集めた「鉄板村」を作る計画を進めている。その成功の為には、もう一度、去年以上の成績を出し注目を集めなくてはならない。」
鈴木さん「今年のB-1、目指すところは、やはり1位というものも、われわれは目指しておりますから、それなりの結果が出れば、この「鉄板村」も、何らかの形ができてくるんじゃないかなと・・・夢を見たいですね。ここで。」
〇「津山ホルモンうどん」出店ブース
汗だくになって呼び込みをしている鈴木さん。昨年から倍増した40人のスタッフ。
N「だが・・・1位の執念が皮肉な結果を招くことになる。販売数を稼ぐ為に用意した40人のスタッフ。多くの人に食べてもらわなければ始まらない。その戦略は当たったかに見えた。客の評判も・・・。」
ブースのテーブルには、作り置きのパックが。
男性「おいしいです。」
N「上々のようだ。」
女性「トロトロしておいしいです。」
N「その印象が順位に直結するB-1グランプリ。客は気に入った料理に割り箸で投票する。昨日の中間発表では・・・。」
「第2位、津山ホルモンうどん研究会!」
2位の成績にも関わらず険しい表情の鈴木さん。
N「なぜか2位という成績にも関わらず鈴木さんの顔が険しい。一体、なぜ・・・。」
鈴木さん「ちょっと、今回ね。初日、勝負にこだわり過ぎたんで。・・・さっきから情けないんですよ。失敗だったなぁ~と思ってね。・・・ちょっとやり直しです。自分が情けないです。2位というよりか。」
N「数を捌きたいと焦り、作り置きのパックを積み上げてしまった自分。本当においしいものを食べてもらう為、B-1に参加したはずなのに・・・。そんな自分が許せなかった。」
〇「B-1グランプリ第2会場(厚木野球場)」
N「そうして迎えた最終日。「津山ホルモンうどん」は愚直なまでに「作っては売る」。当たり前の仕事を繰り返していた。その裏側で、すべて自分で味見をする念の入れよう。」
鈴木さん「今日は絶対にお客さんに嫌な思いをしてもらわないように・・・みんな完璧に熱々を出していきますから・・・自信持ってます。」
N「その言葉に故郷を背負うプライドが溢れている。そして・・・あの畑中さん率いる初出場の「十和田バラ焼き」チームは・・・何もかもが必死だった。」
畑中さん「(声を枯らして)是非、おいしかったら投票してくださいね。」
「十和田バラ焼き」を食べている来場者。
女性A「おいしいです。」
女性B「タマネギの甘みがすごく出てて。」
女性C「甘辛くて子供も食べやすくて。」
N「自分たちのがんばりに愛する故郷の未来がかかっている。」
〇「結果発表(20日、17時30分頃)」
N「そして・・・運命の結果発表。」
司会者「第8位は、十和田バラ焼きゼミナール!」
大歓声の会場。
テロップ「十和田バラ焼き 43団体中 8位」
N「43団体中、堂々の8位。」
畑中さん「ちょっと、これから、またプレッシャーかなって・・・頂点を目指しながら、そして、街づくりを、いかに展開していくかって、今、肝に命じたところです。・・・これから、また明日からやるぞみたいな・・・。」
N「そして・・・あの鈴木さんは。」
テロップ「津山ホルモンうどん 43団体中 4位」
鈴木さん「一番はお客さんの笑顔を見たとき。本当に我々自身は、勝ったという風にやっておりますから、これを誇りに津山に帰りたいと思います。」
N「男たちの夏が終わった。」
-終-
2010年9月18日(土)19日(日)に開催された「第5回、B-1グランプリ in 厚木」は、初出場の「みなさまの縁をとりもつ隊 「甲府鳥もつ煮」」がゴールドグランプリで幕を閉じました。
※放送された内容を採録して再構成しています。
資料
「第5回B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリin厚木」における投票結果
ゴールドグランプリ「みなさまの縁をとりもつ隊 「甲府鳥もつ煮」」
シルバーグランプリ「ひるぜん焼そば好いとん会 「ひるぜん焼そば」」
ブロンズグランプリ「八戸せんべい汁研究所 「八戸せんべい汁」」
4位 「津山ホルモンうどん研究会 「津山ホルモンうどん」」
5位 「三浦中華料理研究会 「三崎まぐろラーメン」」
6位 「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊「 豊川いなり寿司」」
7位 「やきそばのまち黒石会「黒石つゆやきそば」」
8位 「十和田バラ焼きゼミナール「十和田バラ焼き」」
9位 「みしまコロッケの会「みしまコロッケ」」
10位 「オホーツク北見塩やきそば推進協議会「オホーツク北見塩やきそば」」
(その2)
(ナレーション、小野寺一歩さん)
N「しかし、自らキャラクターをなりスタッフを引っ張る鈴木さんにとって、去年の好成績は決して良い思い出ばかりではなかった。」
「鈴木康正さん(49歳)」
鈴木さん「昨年がね。何といっても3位だったもんですから。これがマグレ当たりだと言われないように。」
〇「山間の養蜂場(岡山県津山市)」
N「本業は養蜂家の鈴木さんは、これまでも地元、津山の為、さまざまな街おこしを計画してきた。そのひとつがB-1グランプリ出場だったのだが・・・。」
〇「津山市内のとある食堂(はしの飲食店)」
店の前には大勢の行列が出来ている。
N「3位の称号を得て、いきなり押し寄せた人並みで小さな街の住民は、ただ圧倒されるだけだった。・・・はじめて見る満席の店内。はじめて見る街道の渋滞。」
ホルモンうどん店、店主「行列なんて、うち出来たことなかったですけど。もう、びっくり言うか。そんなこと夢にも思っていなかったんで。本当、うろたえますね。」
N「結局、この街は千載一遇のチャンスを活かしきれなかった。」
〇「元書店の空き店舗(津山市内)」
N「鈴木さんは、今、店じまいした書店の跡地に「鉄板焼き」の屋台を集めた「鉄板村」を作る計画を進めている。その成功の為には、もう一度、去年以上の成績を出し注目を集めなくてはならない。」
鈴木さん「今年のB-1、目指すところは、やはり1位というものも、われわれは目指しておりますから、それなりの結果が出れば、この「鉄板村」も、何らかの形ができてくるんじゃないかなと・・・夢を見たいですね。ここで。」
〇「津山ホルモンうどん」出店ブース
汗だくになって呼び込みをしている鈴木さん。昨年から倍増した40人のスタッフ。
N「だが・・・1位の執念が皮肉な結果を招くことになる。販売数を稼ぐ為に用意した40人のスタッフ。多くの人に食べてもらわなければ始まらない。その戦略は当たったかに見えた。客の評判も・・・。」
ブースのテーブルには、作り置きのパックが。
男性「おいしいです。」
N「上々のようだ。」
女性「トロトロしておいしいです。」
N「その印象が順位に直結するB-1グランプリ。客は気に入った料理に割り箸で投票する。昨日の中間発表では・・・。」
「第2位、津山ホルモンうどん研究会!」
2位の成績にも関わらず険しい表情の鈴木さん。
N「なぜか2位という成績にも関わらず鈴木さんの顔が険しい。一体、なぜ・・・。」
鈴木さん「ちょっと、今回ね。初日、勝負にこだわり過ぎたんで。・・・さっきから情けないんですよ。失敗だったなぁ~と思ってね。・・・ちょっとやり直しです。自分が情けないです。2位というよりか。」
N「数を捌きたいと焦り、作り置きのパックを積み上げてしまった自分。本当においしいものを食べてもらう為、B-1に参加したはずなのに・・・。そんな自分が許せなかった。」
〇「B-1グランプリ第2会場(厚木野球場)」
N「そうして迎えた最終日。「津山ホルモンうどん」は愚直なまでに「作っては売る」。当たり前の仕事を繰り返していた。その裏側で、すべて自分で味見をする念の入れよう。」
鈴木さん「今日は絶対にお客さんに嫌な思いをしてもらわないように・・・みんな完璧に熱々を出していきますから・・・自信持ってます。」
N「その言葉に故郷を背負うプライドが溢れている。そして・・・あの畑中さん率いる初出場の「十和田バラ焼き」チームは・・・何もかもが必死だった。」
畑中さん「(声を枯らして)是非、おいしかったら投票してくださいね。」
「十和田バラ焼き」を食べている来場者。
女性A「おいしいです。」
女性B「タマネギの甘みがすごく出てて。」
女性C「甘辛くて子供も食べやすくて。」
N「自分たちのがんばりに愛する故郷の未来がかかっている。」
〇「結果発表(20日、17時30分頃)」
N「そして・・・運命の結果発表。」
司会者「第8位は、十和田バラ焼きゼミナール!」
大歓声の会場。
テロップ「十和田バラ焼き 43団体中 8位」
N「43団体中、堂々の8位。」
畑中さん「ちょっと、これから、またプレッシャーかなって・・・頂点を目指しながら、そして、街づくりを、いかに展開していくかって、今、肝に命じたところです。・・・これから、また明日からやるぞみたいな・・・。」
N「そして・・・あの鈴木さんは。」
テロップ「津山ホルモンうどん 43団体中 4位」
鈴木さん「一番はお客さんの笑顔を見たとき。本当に我々自身は、勝ったという風にやっておりますから、これを誇りに津山に帰りたいと思います。」
N「男たちの夏が終わった。」
-終-
2010年9月18日(土)19日(日)に開催された「第5回、B-1グランプリ in 厚木」は、初出場の「みなさまの縁をとりもつ隊 「甲府鳥もつ煮」」がゴールドグランプリで幕を閉じました。
※放送された内容を採録して再構成しています。
資料
「第5回B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリin厚木」における投票結果
ゴールドグランプリ「みなさまの縁をとりもつ隊 「甲府鳥もつ煮」」
シルバーグランプリ「ひるぜん焼そば好いとん会 「ひるぜん焼そば」」
ブロンズグランプリ「八戸せんべい汁研究所 「八戸せんべい汁」」
4位 「津山ホルモンうどん研究会 「津山ホルモンうどん」」
5位 「三浦中華料理研究会 「三崎まぐろラーメン」」
6位 「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊「 豊川いなり寿司」」
7位 「やきそばのまち黒石会「黒石つゆやきそば」」
8位 「十和田バラ焼きゼミナール「十和田バラ焼き」」
9位 「みしまコロッケの会「みしまコロッケ」」
10位 「オホーツク北見塩やきそば推進協議会「オホーツク北見塩やきそば」」
スポンサーサイト
| Home |