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(2006年2月3日放送より)

「虎の門」テレビ朝日、毎週、金曜日(25時20分~26時50分の90分番組)この日は、ドラマ「恋人未満」(どこにでもいるような等身大の女と男の出会いからプロポーズまでの物語を5話連続(1月30日(月)~2月3日(金))のショートストーリーで送る10分番組。)の放送があり5分遅れの25時25分~26時55分放送でした。

★本日の出演者★
愛を歌う姐御シンガー123代目MC、「SILVA」さん。
サブMC、MEGUMIさん、勝俣州和さん。
井筒和幸さん、生井亜美さん、アンタッチャブル(柴田英嗣さん、山崎弘也さん)、野村真季アナ。
ゲスト、よゐこ(有野晋哉さん、濱口優さん)。

★オープニング★
アンタッチャブルとブラックタイガーことカンニング(竹山隆範さん)の「ブラックタイガーの一発ギャグを探せ!」

本日の番組ラインナップは
(1)「こちトラ自腹じゃ!」
(2)いとうせいこうプレゼンツ「第2回ヤマカンセンター試験!!」(25時55分ごろ)
(3)「虎の門、マイノリティリポート」
(4)ブラックタイガーのOAチェック(26時51分ごろ)

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(2006年2月3日放送より)作品紹介する井筒和幸さんと生井亜美さん

いよいよ、映画をこよなく愛する映画人、井筒和幸監督の辛口批評で好評な「こちトラ自腹じゃ!」です。
 本日紹介した映画は「ホテル・ルワンダ」。(解説は、下記参照してください。)
コーナー開始から、神妙な面持ちの井筒監督。
生井亜美さんの作品紹介がたどたどしかったことに出演者から笑みが、
間髪を入れず「あのね、笑いながら言う話じゃないですから・・・。」と
そして、VTRへ

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(2006年2月3日放送より)
本日、映画を鑑賞するのは、東京の渋谷にある「シアターN渋谷」。
いつも通り自腹でチケットを購入し、場内へ。
作品、鑑賞中・・・・・・。

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(2006年2月3日放送より)

作品を鑑賞後、映画館のロビーで感想を語ります。
「キツイ映画でしたわ。」
「ものすごい事実があった事を目を開かされた思い・・・。」
「ホテル・ルワンダを啓蒙していく映画」と評し、
「分かれよ!!」「こういう事あんねん分かりなさ!!」と
次に配給会社に対して一言。
「大きな(映画)配給会社、いっぱいあるけど「当たらへんのちゃうんか」とか、そんな理由で配給しなかった!」とチクリ。
この作品を一若者がネットで署名活動する、「大したもんでよ。」。
「日本という未開の地に啓蒙しようと思ってやってきた、この映画・・・。」
 この日の監督の作品の評価は久々に作品に敬意を表して星は3つ(満点)でした。
最後に「辛くても見んねん、映画っていうのは!!」
最後までテンションの高い監督でした。

 番組内でも井筒監督が何回か言っていましたが、地球上に生活している、わたしたちは、このような作品を観て、日本の有るべき姿をもう一度考える時に来ているのだと思いました。


今回、「虎の門」の好評企画「こちとら自腹じゃ」で紹介した映画は「ホテル・ルワンダ」でした。
この映画、正直なところ、テレビマンは番組を観るまでは知りませんでした。
当初、この作品は配給会社が決まらず日本での公開する予定はなかったようです。
ある若者が自身のHPで上映運動の署名活動を展開し、それに共鳴した支持者の署名が約4000通集まるなど次第にその機運が高まり、ようやく日本での公開に「こぎ着ける」ことができたそうです。(今のところ、上映している劇場が少ない為、全国で作品を鑑賞する機会はありません。テレビマンもチャンスがあれば観てみようと思います。)
 以前にも述べさせていただきましたが、パソコンや携帯電話が普及する以前でしたらこのような展開にはならなかったと思います。このことは、『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会の活動日誌でも述べられています。インターネットという新たな情報発信手段により今回の作品が公開にまでこぎつけることが出来たのだと思います。
 映画の配給は、その作品がヒットするかどうかは公開するまではわかりません。ですから、どうしても芸術性の高い作品などは敬遠されることが多くなります。当然、確実にヒットが見込まれるアメリカ映画(特に、ハリウッド映画)などを配給するということになってしまいます。

余談ですが、配給されなかった作品と言えば、テレビマンにも辛い経験があります。
1990年代、香港映画がブームとなった時、日本の配給会社は著名な俳優の作品ばかり(コメディ、アクションなど)を輸入して「香港でも芸術性の高い秀作」と言われる作品は配給されませんでした。当時、香港映画専門にビデオを輸入する商社がありましたので、そこで作品を購入して、言葉がわからないまま原版(広東語の台詞に北京語の字幕が入ったもの)を観たこともありました。


資料

1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙殺する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の命を救う。
 「アフリカのシンドラー」と呼ばれたこの男性は、ルワンダの高級ホテルに勤めていたポール・ルセサバギナ。命を狙われていたツチ族の妻をもつ彼の当初の目的は、なんとか家族だけでも救うことだった。しかし、彼を頼りに集まってきた人々、そして親を殺されて孤児になった子供たちを見ているうちにポールの中で何かが変わり、たったひとりで虐殺者たちに立ち向かうことを決意。行き場所のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながら、1200人もの命を守り抜いた。本作は、家族4人を救うことを心に決めたひとりの父親が、ヒーローへと飛翔する奇蹟の過程を描いた実話である。

■おことわり■
「~族」という呼称は、差別を連想させるものとして、現在公式の場では使用されておりませんが、本作では話をわかりやすくするためにあえて使用しております。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
(「ホテル・ルワンダ」公式HPより引用)

作品の詳しい情報は
『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会(代表、ミズキ・ユータさんのブログです。)
「ホテル・ルワンダ」日本公開を応援する会
「ホテル・ルワンダ」公式HP

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